ここから本文です。
2020年9月30日更新
目次
新型コロナウイルスの影響により、記事の内容等が変更となる場合があります。最新の情報はホームページをご確認ください。 |
「都民の日」のいわれは、明治時代にさかのぼります。市制特例という法令下の東京市は、自治が大きく制限されていました。市民の市政参加の道を広げようとする運動の結果、1898年(明治31年)、市制特例が廃止され、同年10月1日、一般の市と同じく市長を持つ東京市が誕生しました。1922年(大正11年)に東京の歴史に学び自治の大切さを自覚する日として、「10月1日」が「自治記念日」と定められました。その後、1952年(昭和27年)に自治意識を高め、東京の発展と都民の福祉向上を目指して「都民の日」となりました。
東京都は、この日、石井幹子さん、瀧澤利夫さん、横尾忠則さんの功績をたたえ、東京都名誉都民の称号をお贈りします。また、都民の生活と文化の向上に貢献された293人(内団体19)の方々を東京都功労者として表彰します。
この3人の方々の功績は、広く都民が敬愛し、誇りとするところです。
石井さんは、照明デザインが定着していない中で、その普及を目指すとともに、都市照明、建築照明、光のオブジェやパフォーマンスなど新たな照明デザインの魅力を開拓してきました。
これまで国内外で多くの光を中心としたイベントを手掛け、照明デザイナーの先駆者として今もなお活動を続けるその姿は、人々に希望や活力を与えています。
瀧澤さんは、高度な技術を習得するとともに、使う人の心を大切にする作品作りを続けています。最高峰の技を持ちながらも展示活動や講師を務めるなど、伝統を後世に伝える活動に精力的に取り組み、その発展に長年にわたり貢献しています。
瀧澤さんが作り出す精緻なカットの美しい文様は、見る人に感動を与えるとともに、果敢に挑戦し続ける姿は多くの人々を魅了しています。
横尾さんは、大衆的なイメージと神秘的なイメージの混在した独自の作風を確立し、国内外を問わず数多くの美術館での個展開催、展覧会への出品により、世界的評価を不動のものとしました。
1980年(昭和55年)にグラフィックから画家に転向し、以降も美術家として多方面で活躍し、日本人ならではの感性を表現して多くの人々を魅了し感動を与え続けています。
お問い合わせ (名誉都民について) 生活文化局文化事業課 電話 03-5388-3141 (東京都功労者について) 政策企画局秘書課 電話 03-5388-2064 ホームページ https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/08/28/08.html |