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令和2年(2020年)6月30日更新

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アール・ブリュットのすすめ 新たな価値観との出会い

皆さんは「アール・ブリュット(Art Brut)」という言葉を聞いたことがありますか。「生(き)の芸術」とも訳されるこの言葉は、フランスの芸術家ジャン・デュビュッフェによって1945年に提唱されました。今日では、専門的な美術教育を受けていない人などによる、独自の発想や表現方法が注目されるアートを表します。
例えば、袋の口などを留める針金入りのビニールでつくられた小さな戦士(写真)、折り紙のように落ち葉を折ってつくられた今にも動き出しそうな動物、壁紙を削ってつくられた壁画など、既成概念を超えて自由に表現される作品には、観た人にこれまでにない「何か」を感じさせる魅力があります。それは「驚き」「不思議」「刺激的」「圧倒される」などの言葉として表されることもあれば、「何と表現して良いか分からないけれど、すごい」という感想を抱かせることもあります。
今年の2月、アール・ブリュット等の振興拠点として東京都渋谷公園通りギャラリーがオープンしました。ギャラリーでは作品の展示や、出展作家等との交流プログラムなどを通して、アール・ブリュットに触れることができます。
多様な創造性により生み出されたアール・ブリュットの作品との出会いにより、当たり前だと思っていたものの見方が揺さぶられ、今までとは違う世界に巡り合うことができるかもしれません。新たな価値観を見つけて、世界を広げてみませんか。

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(C)大西暢夫
勝部翔太「無題」2011年

※東京都渋谷公園通りギャラリーの展覧会
「フィールド⇔ワーク」:8月23日まで。詳細は本号7面の「文化・スポーツ」欄に掲載。
「満天の星に、創造の原石たちも輝く」:9月5日~12月6日。

お問い合わせ
生活文化局文化振興部
電話 03-5320-4232
ホームページ https://tokyotokyofestival.jp/(外部サイトへリンク)

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