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2020年6月30日更新
目次
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東京都では、美しく風格ある東京の実現を目指し、歴史的な資源を生かした景観づくりを進めています。このような取り組みの一つに、歴史的建造物の保存等による歴史的景観の形成があります。
歴史的景観は、東京の歴史と文化を今日に伝える建物や庭園、橋などから形成されます。都は、これらの建造物の中から、歴史的景観を守り、親しみ、育て、さらに良好な景観づくりに生かすため、「東京都選定歴史的建造物」や「特に景観上重要な歴史的建造物等」を選定しています。
歴史的な価値のある建築物、橋等の土木構造物のうち、景観上重要なものを、所有者から同意を得て選定し、保存を促進しています。文化財は対象外です。現在、計96件を選定しています。
1965年(昭和40年)、多摩丘陵の自然の中に開館した研修施設。特徴的な外観が遠方からも確認できる。
現在も、学生のゼミ合宿等に使用されている。
京成電気軌道(現京成電鉄)の地下駅として1933年(昭和8年)に開業し、東京国立博物館や上野動物園の最寄り駅として利用された駅舎。
1891年(明治24年)に架設されたれんが造りのアーチ橋。後に、橋の両側を鉄筋コンクリートで挟んで橋の幅を広げた。水面にれんがの一部を見ることができる。
東京都選定歴史的建造物のほかに、文化財などの歴史的な価値のある建造物や庭園等のうち、周辺の良好な景観づくりに大きな影響を与えるものを選定しています。現在、計76件を選定しています。
都は歴史的建造物を良好な状態で保存するため、民間事業者へ貸し出すなどの取り組みを行っています。また、歴史的建造物の制度紹介や保存支援を目的に、講演会や見学会を実際の建物で行うなど、多くの人が利用できる取り組みも行っています。
都は、歴史的建造物の周辺にて建築行為等を行う方に、歴史的景観への配慮をお願いしています。指針の詳細はホームページで公開しています。
東京都選定歴史的建造物の修繕や利活用のための寄付金を受け付けています。
※東京都選定歴史的建造物についての詳細はホームページをご覧ください。
お問い合わせ 都市整備局緑地景観課 電話 03-5388-3359 |