丸の内に世界最大級の巨大壁画が出現！

これまで約2年にわたりTokyo Tokyo FESTIVALを紹介してきた本コラムも、いよいよ最終回。今回はスペシャル13の一つである「東京大壁画」をご紹介します。
「東京大壁画」は、東京都心のランドマークでもある2つのビルをキャンバスに見立てた、国内で類を見ない巨大アート・プロジェクトです。日本中・世界中から熱い視線が注がれる今夏の東京に、世界最大級のパブリックアートを掲げ、Tokyo Tokyo FESTIVALのシンボルメッセージとしたいという思いから企画されました。
壁画があるのは、日本最大のターミナルである東京駅の正面に並び立つ丸ビルと新丸ビルです。対となる2つの高層ビルのガラスの壁面が、期間限定で、高さ約150メートル、総面積約7,000平方メートルを超える巨大なキャンバスに変貌します。作品を手掛けたアーティストは、長きにわたって日本の美術界を牽引（けんいん）してきた世界的アーティストの横尾忠則さんと、画家として注目を集める横尾美美さんです。並び立つ2つのビルで親子共演が実現しました。
コンセプトは「宇宙COSMO POWER」。宇宙を構成する生命体は、一つ一つこそ小さいものの、集まることで、宇宙の成長につながる大きなエネルギーのうねりを生み出します。この大きなエネルギーを東京から世界へ、そして未来に向けて発信したいという思いが込められています。この宇宙の根源となる"水（aqua）"と"火（ignis）"をモチーフとして、お2人が、それぞれオリジナル作品を制作しました。
インパクトのある壮大なアートを都市空間に展開し、人々の記憶に残る文化プログラムとして、芸術文化都市東京を力強く世界に発信していきます。

※掲出期間：9月5日まで