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2019年10月31日更新
目次
東京2020パラリンピック競技大会で実施される22競技について紹介します。
観戦チケットの第2次抽選販売は、2020年初めから申込受付開始予定。
アーチェリー | 陸上競技 | バドミントン |
ボッチャ | カヌー | 自転車競技 |
馬術 | 5人制サッカー | ゴールボール |
柔道 | パワーリフティング | ボート |
射撃 | シッティングバレーボール | 水泳 |
卓球 | テコンドー | トライアスロン |
車いすバスケットボール | 車いすフェンシング | 車いすラグビー |
車いすテニス |
より詳しい競技紹介は「東京2020パラリンピックハンドブック(オリンピック・パラリンピック準備局ホームページ)」をご覧下さい。
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お問い合わせ オリンピック・パラリンピック準備局パラリンピック部 電話 03-5388-2877 |
パラリンピックのアーチェリーでは50メートルまたは70メートル先の的に矢を放ち、得点を競います。東京2020パラリンピックでは肢体不自由の選手が対象で、腕に障害のある選手は口で弦を引いたり、足で弓を支えたりとそれぞれのスタイルで戦います。
(C)Tokyo2020
100メートル競走やリレーなどのように競技場の「トラック」で行われる種目、走幅跳や砲丸投などのように「フィールド」で行われる種目、マラソンのように「ロード(道路)」で行われる種目があります。
障害の種類や程度によって、細かくクラスが分かれており、合計168種目が実施されます。
(C)Tokyo2020
パラバドミントンは東京2020大会から正式競技に採用され、オリンピック競技のバドミントンと同様に、ネットを挟んでシャトルを打ち合います。厳しいコースを突いたり、前後に揺さぶったりと、テクニカルで戦略的な攻撃が見どころです。
東京2020パラリンピックでは肢体不自由の選手が対象で、2つのカテゴリー(車いす・立位)に分かれています。
(C)Tokyo2020
「地上のカーリング」の異名をもつ競技で、ジャックボールと呼ばれる白い目標球に、ボールをいかに近づけられるかを競います。知的な戦略と鍛錬されたテクニックによる試合展開が見どころです。
東京2020パラリンピックでは四肢や体幹に麻痺があるなど、重い障害の選手が対象です。合計で7種目が行われます。
(C)Tokyo2020
カヌーはリオ2016大会でカヤック種目が正式競技となり、東京2020大会からヴァー種目も追加されました。200メートルの直線コースのゴールを目指す選手のスピードと力強さが見どころです。
東京2020パラリンピックでは、下肢障害の選手が対象の競技となります。L1、L2、L3と障害レベルによって(重たい方から1)3つのクラスに分かれます。
(C)Tokyo2020
カヤック
ヴァー
屋外の道路を使用する「ロード」と、自転車競技場で行う「トラック」の2つのカテゴリーがあり、肉体の限界までペダルを漕ぎ、時速60キロメートルものスピードで観客の前を走り抜ける姿は迫力満点です。
東京2020パラリンピックでは肢体不自由、視覚障害の選手が対象で、障害に応じて4種類の異なった自転車を使用します。
(C)Tokyo2020
動物と共に行う唯一の競技です。人馬が一体となり、いろいろな歩き方や図形を描きながら演技する姿は見る者を魅了します。
5人の審判が演技課目ごとに10点満点で採点し、その合計得点で勝敗が決まります。審査基準は、馬の動きの正確さや活発さ、そして美しさです。
東京2020パラリンピックでは、肢体不自由と視覚障害の選手が対象です。
(C)Tokyo2020
アイマスクを着けた選手たちが、転がると音が出るボールを追って、仲間の声を頼りに相手ゴールを目指す迫力あるプレイが繰り広げられます。
1チーム5人(フィールドプレイヤー:4人、ゴールキーパー:1人)で、前半・後半各20分を戦います。
(C)Tokyo2020
視覚障害の選手たちが1チーム3人で行うチームスポーツで、鈴が入っているボールを転がし合い、点を奪い合う競技です。ボールの音や相手選手の足音など、視覚以外の感覚を使って繰り広げられる、攻守の駆け引きが見どころです。
試合中は全員アイシェードという目隠しをして条件を同じにします。
攻撃は、1.25キログラムのボールを相手ゴールに向かって転がし、守備は、幅9メートルのゴールを3人が体全体を使って守ります。
(C)Tokyo2020
パラリンピックの柔道は全盲や弱視など見え方の違う選手同士が、同じ階級で対戦します。両選手がお互いの襟と袖を決められた位置でつかみ、組んだ状態から試合を始めるのが特徴です。オリンピックの柔道と違い組み手争いがないため、試合開始直後から一本狙いの大技が繰り出されるなど、大迫力の試合展開が見どころです。
(C)Tokyo2020
パワーリフティングは、東京1964大会からの正式競技です。下肢に障害がある選手が上半身の力を使ってバーベル(重りのついた棒)を持ち上げ、その重さを競います。一瞬にかける選手たちの集中力、精神力は腕力以上に見応えがあります。最重量階級の世界記録は300キログラム超え。近年では競技人口が110カ国にまで広がっています。
東京2020パラリンピックでは、下肢障害や低身長(男子145センチメートル以下、女子140センチメートル以下)の選手が対象です。
(C)Tokyo2020
スタートの合図で一斉に漕ぎ始め、ボートの先端がフィニッシュラインを通過した順に順位が決まる競技です。シングルスカル(1人乗り)は個人技や身体能力の競い合いが魅力で、ダブルスカル(2人乗り)と舵手つきフォア(漕手4人+舵手1人乗り)はさらにチームのコンビネーションもポイントとなってきます。競技は直線2,000メートルのコースで行われます。残り500メートル付近からの、0.1秒を争うラストスパートは圧巻です。
(C)Tokyo2020
「ライフル」もしくは「ピストル」と呼ばれる銃器を使って標的を撃ち抜き、その合計得点を競い合います。鍛え抜かれた技量と究極の集中力を競う射撃では、鼓動すら照準のブレを生みます。近年、選手の技術や競技で使われる銃の性能が向上したことで、満点に迫るハイレベルな戦いも少なくありません。
(C)Tokyo2020
シッティングバレーボールとは、床にお尻をつき、座った状態でプレイする6人制のバレーボールです。選手はお尻を床につけたまま、腕の力などでお尻を滑らせるようにしてコート内を移動することが求められ、プレイ中にお尻が床から離れると、「リフティング」というファウルになります。
コートの広さは通常のバレーボールコートよりも狭く、ネットの高さも低く設定されています。コンパクトなコートでのスピード感あるラリーから目が離せません。
(C)Tokyo2020
パラリンピックの水泳は、第1回ローマ1960大会から行われている歴史ある競技の1つです。選手は障害に応じて器具を用いず全身を駆使して泳ぎます。その個性豊かなフォームは「残されたものを最大限にいかす」というパラリンピックの精神を見事に体現し、見る者を魅了します。
障害の種類や程度によって、細かくクラスが分かれており、合計146種目が実施されます。
(C)Tokyo2020
パラリンピックにおいて、第1回のローマ1960大会から継続して実施されている競技の1つです。選手はそれぞれの障害に応じた独自のプレイスタイルを持っており、相手のスタイルを見極めながら戦略を練らなければ、勝つことはできません。
東京2020パラリンピックでは肢体不自由や知的障害の選手が対象です。
(C)Tokyo2020
テコンドーは東京2020大会から正式競技に採用される、蹴り技による格闘技です。東京2020パラリンピックでは、上肢に切断や機能障害がある選手が対象のキョルギ(組手)が行われます。相手と至近距離で対峙(たいじ)し、繰り出されるさまざまな蹴りの応酬は迫力満点です。胴に蹴りが入ったら2点、180度の回転が加わった後ろ蹴りは3点、360度の回転で4点が入ります。勝敗は、得点と減点の集計により決まる場合と、ボクシングのように相手をノックダウンさせる「KO」による場合とがあります。
(C)Tokyo2020
リオ2016大会から正式競技となったトライアスロンは、1人で3つの種目(スイム:水泳750メートル、バイク:自転車20キロメートル、ラン:長距離走5キロメートル)を連続して行い、その合計タイムで競います。
障害の種類や程度に応じて、義足などの装具や用具の改造が認められています。例えば、車いす使用の選手が出場するクラスでは、バイクは手で漕ぐハンドサイクル、ランは競技用車いすを使用して競技を行います。
(C)Tokyo2020
下肢などに障害のある選手が、競技用車いすを巧みに操作しながらプレイする車いすバスケットボール。スピード感や素早いパスワークなど車いす同士の激しい攻防が魅力の競技です。
障害の程度が異なる選手の出場機会を公平にするため、持ち点が1.0から4.5まで0.5点刻みの8クラスに分けられ、コート上にいる5人の選手の合計点が14.0点以下になるように定められています。
(C)Tokyo2020
パラリンピックにおけるフェンシングは、フットワークが使えないだけに相手との距離が常に近いので気が抜けず、強い精神力や集中力が求められる競技です。間合いゼロから始まるスリリングな戦いは、息する暇さえ与えてくれないほどの緊張感で、選手の集中力だけでも見応え十分です。勝利のためには、テクニックやスピードが重要なポイントです。鍛え抜いた動体視力と反射神経を最大限に活用して応酬する、俊敏で正確な剣さばきは圧巻です。
(C)Tokyo2020
車いすラグビーは、車いす同士のぶつかり合いが許された唯一のパラリンピック競技です。男女混合で行われます。タックルにより、勢い余って車いすが転倒するなど、迫力満点な試合展開が見どころです。
コートはバスケットボールのコートと同サイズで、丸い専用球をパスしたり、膝の上に乗せるなどして運びます。ボールを持った選手の車いすの車輪がトライラインを越えると得点になります。
(C)Tokyo2020
下肢障害の選手が出場する競技で、選手はさまざまな技術を使って相手のコートに正確なボールを打ち返し、お互いに得点を競います。素早いチェアワークやスピード感あふれる激しいラリーが見どころです。オリンピック競技のテニスではノーバウンドまたは1バウンドで返球しないといけないのに対して、車いすテニスでは、2バウンドまでの返球が認められています。
(C)Tokyo2020