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2023年2月28日更新
新型コロナウイルス感染症の影響により、記事の内容等が変更になる場合があります。最新の内容等はホームページをご確認ください。 最新の情報を確認した上で、基本的な感染防止対策を徹底するなど、感染拡大防止に向けた行動にご協力をお願いします。 ※3月号は2月14日時点の情報に基づき作成しています。 |
明るい「未来の東京」の実現に向け、将来にわたって「成長」と「成熟」が両立した光り輝く都市へと確実に進化し続ける予算
大国間での覇権争いの激化による国際秩序の不安定化、国防、エネルギー、食料を巡る安全保障環境の変化など、世界は目まぐるしく変貌し続けています。
また、新型コロナとの闘いに加え、歴史的なインフレや金融引き締めなど、世界経済の行方が混沌とする一方、各国は、DX【注1】、GX【注2】、脱炭素化などの分野で、激しくしのぎを削っており、都市間競争はますます激化しております。
一方、国内に目を向けると、出生数が減少の一途をたどるなど、我が国は、社会の存立基盤を揺るがす深刻な脅威にさらされています。
逆境こそ、「人」が真価を発揮する絶好の機会であることは歴史が証明してきました。歴史の転換期を迎える今こそ、態勢を立て直す時、ゲームチェンジの時であります。
この機を捉え、子供をはじめ「人」への大胆な投資を通じ、成長の原動力となる「人」の力を高め、「人」の力を引き出していく。東京の魅力にさらに磨きをかけ、成長がさらなる成長を生む好循環を実現していく。全ての基盤となる「安全・安心」を確保し、サステナブルな都市を実現する。そして、東京を新たな価値を生み出す都市へと進化させていく。
こうした誓いを胸に、私は、一人一人が自分らしく輝き、いつまでも世界の人々を魅了し続ける未来の東京の姿を思い描きながら予算編成に臨みました。
予算案に盛り込んだ一つ一つの施策を梃子(てこ)として、都民の皆様の理解と共感を頂きながら、東京大改革を爆速で進め、「未来の東京」への歩みを力強く進めていきたいと考えております。
【注1】デジタルトランスフォーメーション、ICTの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるという概念
【注2】グリーントランスフォーメーション、再生可能なクリーンエネルギーへの転換等を通じて産業構造を変革し、脱炭素社会の実現と経済成長の両立を図る取り組み
東京都知事 小池百合子
区分 | 令和5年度 | 令和4年度 | 増減率 |
---|---|---|---|
一般会計 | 8兆410億円 | 7兆8,010億円 | 3.1% |
特別会計 | 6兆2,782億円 | 5兆8,382億円 | 7.5% |
公営企業会計 | 1兆7,629億円 | 1兆7,547億円 | 0.5% |
合計 | 16兆821億円 | 15兆3,939億円 | 4.5% |
(5年1月現在)
国家予算と同規模 16.1兆円
誰でも簡単に利活用できるよう、さまざまなデータを表やグラフでわかりやすく表示。
ユーザーの意見・要望を反映し、より使いやすく改良していきます。
「メリハリをつけた予算」を目指し、無駄を徹底的になくして、必要な施策に重点的に予算を配分することを表したイメージキャラクター。ヒツジとハリネズミがモチーフ。
基金の活用 約4,900億円 基金の年度末残高(見込み) 約1.7兆円
都債発行額 約2,900億円 都債の年度末残高(見込み) 約4.8兆円
未来への投資に向けた財源を確保
日本の出生数は、初めて年間80万人を下回る見通しとなっており、少子化問題はもはや一刻の猶予もありません
頻発化・激甚化する風水害や、首都直下地震などに加え、これらが複合的に発生するリスクが懸念されています
気候危機の一層の深刻化、水・大気環境の変化など、環境を取り巻く状況は世界規模で大きな課題となっています
都民1人当たり:11.0万円
都民1人当たり:8.5万円
都民1人当たり:5.0万円
都民1人当たり:2.3万円
都民1人当たり:6.3万円
都民1人当たり:6.6万円
※図中の%は、各項目が一般歳出(公債費・区市町村への交付金などを除く5兆9,354億円)に占める割合です。
お問い合わせ 財務局財政課 電話 03-5388-2669 ホームページ https://www.zaimu.metro.tokyo.lg.jp/zaisei/yosan/r5.html |