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令和3年(2021年)5月31日更新

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※6月号は5月18日時点の情報に基づき作成しています。

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世界無形文化遺産フォーラム

「民族芸能」や「無形文化遺産」と聞くと、皆さんは何を想像しますか?これらは、その土地の自然や生活と密接に関わり、「生きたい」「食べたい」等、人々の祈りや願いが反映され、脈々と現代に伝えられてきた文化です。
世界無形文化遺産フォーラムの実施に当たり、一昨年、企画者が実際に世界五大陸と日本の東北各地を訪れ、芸能と踊り奏でる人々や文化に触れてきました。現地で見た芸能のうち、「東ブータンの"ヤク"の踊り」と「エストニアの"セト"の多声合唱」を紹介します。
ブータン王国の首都ティンプーからいくつもの峠を越え3日かかってようやくたどり着く標高3,500メートルの村には"ヤク"の踊りが伝わっています。ヤク(ウシ科の偶蹄類(ぐうているい))と牧畜民が共に暮らすその地では、チベット仏教の法要でこの踊りが伝承されてきました。
エストニアとロシア国境地域には、国をまたがって"セト"という民族が住んでいます。彼らは多声合唱という共通の文化で民族のアイデンティティをつないでいます。客人の送迎、食事時、墓参り等、日常生活のさまざまな場面で歌われます。
8月のイベントでは、訪れた各地の映像を交えた無形文化遺産についてのフォーラムを行います。当初企画していたブータンなど海外からの招聘(しょうへい)・実演をメインとした公演は叶いませんでしたが、民族芸能に造詣が深いゲストを招き、世界各国の風土に根差した無形文化遺産の重要性や魅力について、さまざまな視点で語り合います。東北地方の芸能公演も予定しています。
世界との交流が難しくなってしまった今だからこそ、国や地域、時代を超えて伝えられてきた無形文化遺産を通して、世界の多様な民族の考え方や表現に触れてみませんか。

※8月1日(日曜日)、ヒューリックホール東京(千代田区)で開催。

写真
東ブータンの"ヤク"の踊り

お問い合わせ
生活文化局文化振興部
電話 03-5320-4232
ホームページ https://tokyotokyofestival.jp/(外部サイトへリンク)

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