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2023年1月1日更新

目次

 
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※1月号は12月14日時点の情報に基づき作成しています。

美しさと強さを備えた、金融の中枢を見学
日本銀行本店本館(中央区)


古典主義様式で造られた本館の中庭
こちらよりパソコン用壁紙をダウンロードできます。

歴史的建造物が林立する日本橋地域。中でも威厳ある外観でひときわ目を引くのが、日本銀行本店本館だ。
日本近代建築の先駆者として知られる辰野金吾が設計し、6年の歳月を経て1896年(明治29年)に竣工。地上3階地下1階、石積みレンガ造りの堅固な建物は、1923年(大正12年)の関東大震災においても、火災による被害はあったものの、建物自体はびくともしなかったという。
今回は一般公開されている見学コースを紹介したい。まずは、正面玄関への入り口である中庭。ここは、地下金庫に現金を搬入するルートでもあったため、高い壁に囲まれた閉鎖的な場所になっている。館内に入ると、2階まで吹き抜けの大空間。銀行窓口の待合室として使われた。柱や漆喰には、古典主義のさまざまな装飾が施され、一つ一つが美術品のように美しい。
いよいよ地下へ。平成16年まで、100年以上も現役で使われていたという地下金庫は、創建当初の姿をほぼ残しており、3つある扉は内側から日本製、イギリス製、アメリカ製を設置。それぞれの違いはぜひ自分の目で確かめてほしい。金庫内には、1,000億円相当の模擬券やレプリカの金塊の山が置かれており、記念写真を撮れるスポットになっているのも嬉しい。
ほかにも、馬の水飲み場、世界初のお札の自動鑑査機など、見どころは多い。なおこれらの様子は、オンラインでも楽しむことができる。「おうちで、にちぎん」と検索を。普段何気なく使っているお金について、知識を深めるよい機会となりそうだ。

地下鉄「三越前」駅下車、徒歩1分。

[日本銀行本店見学]
電話 03-3277-2815。(月曜日)~(金曜日)9時30分~16時30分((祝日)・年末年始除く)。
見学は予約専用ホームページ(外部サイトへリンク)から予約が必要。
ホームページ(外部サイトへリンク)


厚さ90センチメートル、重さ25トンのアメリカ製金庫扉

文責:政策企画局広報広聴課

 

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