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令和4年(2022年)11月30日更新

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※12月号は11月15日時点の情報に基づき作成しています。

14,000キロメートルかなたとつながる場所
国立極地研究所 南極・北極科学館(立川市)


さまざまな資料が並ぶ展示室
こちらよりパソコン用壁紙をダウンロードできます。

南極と北極、地球の極地と呼ばれる地域の観測・研究を行うことを目的に設立された国立極地研究所。その活動を紹介するものとして、平成22年に開館した南極・北極科学館は、極地ならではの希少な展示品を多数公開している。
中に入ると、まず床に描かれた大きな2枚の地図が目に入る。通常の地図は北を上として描かれるが、それぞれ北極点と南極点を中心に周辺地域を示しているため、我々が普段目にする地図とは世界の姿が違って見える。研究の舞台は、そんな特殊な場所なのだ。
展示室へ進むと、ホッキョクグマをはじめとした生物標本のほか、南極の氷、氷床上で発見された火星や月由来とされる隕石、これまでの観測で実際に使用された機器や、基地から南極点まで往復5,200キロメートルを5カ月かけて走破した雪上車など、レプリカではない「本物」の資料が並ぶ。
館内の一角では、日本から約14,000キロメートル離れた南極の昭和基地の様子がライブ配信されており、実際に重機が動いている様子など、今この瞬間に南極で何が起きているかを垣間見ることができる。また、オーロラシアターと呼ばれる直径4メートルのドームスクリーンでは北極・南極で撮影されたオーロラの映像が映し出されるなど、地球規模の壮大な展示は訪れる者を飽きさせない。
海からはやや距離があるここ立川だが、南極観測船(砕氷艦)「しらせ」の出航前、船に積み込む食料や装備品の出荷準備が同じ敷地内の施設で行われる(見学は不可)。南極へのはるかな旅路は、ここから始まるのだ。

JR「立川」駅北口から2番乗り場のバスに乗り、「立川学術プラザ」下車、徒歩1分。
[国立極地研究所 南極・北極科学館]電話 042-512-0910。10時00分~17時00分(入館は16時30分まで)。日曜日・月曜日・祝日・第3火曜日休館。
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機械遺産に認定されている雪上車

文責:政策企画局広報広聴課

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