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令和4年(2022年)6月30日更新

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※7月号は6月17日時点の情報に基づき作成しています。

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都会のオアシスで涼を味わう
等々力(とどろき)渓谷公園(世田谷区)

写真1
昭和初期、この辺りにあったゴルフ場にちなみ名付けられた「ゴルフ橋」
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自由が丘から程近い街中に、23区内唯一の渓谷がある。東急大井町線の等々力駅を降りて南口から徒歩3分ほど。標識に従い、駅前の通りを一本裏に入ると景色は一変、豊かな緑に囲まれた等々力渓谷公園が広がる。
平成11年に東京都指定名勝に指定された等々力渓谷は、その名の通り渓谷の地形を生かしつつ、谷を流れる多摩川水系の谷沢川(やざわがわ)に沿う形で散策路が整備されている。
公園の入り口に掛かる、朱色の特徴的な「ゴルフ橋」のたもとから階段を下り、川の流れと同じ方向に散策路を進む。地形や、うっそうと茂った木々の緑、川のせせらぎも相まって、渓谷内は外に比べて涼しく、地元の人たちの憩いの場となっているようだ。
むき出しの地層断面や豊富な植生など、渓谷ならではの光景に加え、散策路の周りに点々と見られる湧き水や、川に掛かる小さな橋、鳥のさえずりが私たちを非日常へいざなう。
さらにもう一つ、ここには珍しいものがある。散策路の中ほどにある東側断面で、古墳時代から奈良時代にかけて造られた横穴墓(おうけつぼ)が発見されたのだ。そのうちの一つ「三号横穴」は保全され今でもその姿を留めているため、中を覗き込むことができる。実は、公園の近くには野毛大塚古墳もあり、周辺一帯がかつて歴史的な要所であったことをうかがわせる。
訪れる人を別世界に連れて行ってくれる都会のオアシス。季節を問わず、その魅力を知ってほしい。

東急大井町線「等々力」駅下車、徒歩3分。
[玉川公園管理事務所]電話 03-3704-4972
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写真2
等々力渓谷三号横穴

文責:政策企画局広報広聴課

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