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※7月号は6月17日時点の情報に基づき作成しています。 |
監査により不経済な支出や業務効率などを改善
監査委員は、都の行財政が正しく無駄なく運営されているか監査し、問題点を指摘して各局に改善を求めています。
今回の改善により、未改善であった指摘事項、意見・要望事項119件のうち、102件が改善されました。
主な改善事例
- 建設局が実施する河川敷内の草刈り作業委託において、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため契約手続きが後ろ倒しとなった結果、例年より契約期間が短くなった中、例年と同じ回数の作業を短い間隔で行ったため、草が生育していないにもかかわらず作業している状況が見受けられました。
→草の生育状況に応じて適切に作業の実施回数等を変更できるよう、仕様書を見直すなど改善を図りました。
- 水道局は、工事現場等へ工具・材料等を運搬するため、貨物自動車供給単価契約【注】を締結していましたが、各支所の庁有車を小型貨物自動車に切り替えれば職員が輸送できるようになり、当該契約が不要となるとともに、毎回の積み込み・積み降ろし作業の軽減等も見込まれることから、見直しを図るよう検討を求めました。
【注】必要に応じて運転手付き貨物自動車を供給する契約
→経済性や効率性等を勘案し、小型貨物自動車を各支所へ配備し、貨物自動車供給単価契約を廃止しました。
- 交通局は、駅にホームドアを設置する工事を行っていますが、プラットホームの床を補強する支柱を留めるアンカーボルト(以下、あと施工アンカー)について、設計図面では他路線の工事で使用したものと同規格のものとしていましたが、構造計算の結果、直径を小さくできることが判明しました。また、施工計画書においても品質管理方法が正しく記載されていませんでした。
→あと施工アンカーの直径を変更し、施工計画書に品質管理方法の詳細を記載しました。また、設計および品質管理を適切に実施するため、仕様書等を改正しました。
改善状況の詳細、その他の改善案件は、監査事務局ホームページの「監査指摘・改善措置等検索システム」からご覧いただけます。ぜひご利用ください。