令和4年度予算案

4年度予算案の主な事業

※括弧内は3年度予算額を表します

世界から選ばれる金融・経済・文化都市

世界経済を牽引（けんいん）する都市の実現　270億円（184億円）

〈拡充〉東京ベイeSGプロジェクト

持続可能性と経済性を両立した世界の大都市モデルを実現するため、都が中央防波堤（江東区・大田区）の広大な土地を提供し、グリーンTech^【注1】企業等によるテクノロジーの巨大実装エリアを創出
【注1】再生可能エネルギー関連など、環境に良い効果を与える技術

東京ベイeSGプロジェクトにおける都市のイメージ

• 豊かな緑、身近な水辺、人中心の歩きやすい空間が創出された都市
• 感染症の脅威に打ち勝ち、自然災害に強く、強靭（きょうじん）な都市
• 人材・知能の集積によって新たな価値が創造されていく都市

中小企業・地域産業等の支援　4,335億円（4,016億円）

〈拡充〉躍進的な事業推進のための設備投資支援

中小企業が、さらなる発展に向けた競争力の強化やDX（デジタルトランスフォーメーション）化、イノベーション推進などを目指す際に必要となる設備等の導入に要する経費の一部を支援

• DX推進・イノベーション枠は30件（3年度）から130件に拡充

〈新規〉ファンドによる脱炭素化ベンチャー支援

ファンドへの出資を通じてカーボンニュートラル^【注2】の取り組みを後押しするため、都と同等以上の出資を民間等から募り、脱炭素化に向けたベンチャー支援の環境を整備
【注2】温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、全体として排出ゼロにすること

〈拡充〉中小企業制度融資等

中小企業向けに、各種融資メニューを設けるとともに、金融機関への預託を通じて資金使途に応じた低利な資金の供給と融資に係る信用保証料補助を実施

• 脱炭素社会の実現やDXなどに係る融資目標を拡充
• 新型コロナウイルス感染症の影響による資金繰りを支援する特別借換を創設

〈新規〉木材利用ポイント事業

多摩産材など国産木材を使用する住宅の購入者に対し、使用する木材の量に応じて、東京の特産物やアウトドア体験、伝統技能による内装仕上げなどに交換可能なポイントを交付

スポーツや文化を楽しめる環境整備　264億円（133億円）

〈新規〉東京2020大会1周年記念事業（仮称）

大会1周年の機会を捉え、大会の開催意義、感動や記憶を共有するとともに、大会を通じて生まれた数々のレガシーを活用し、スポーツ振興を促進

〈新規〉芸術文化による共生社会のための国際カンファレンス（仮称）

国際会議に加え、ショーケースなど芸術関係者だけでなく、都民・障害者・NPO団体など、あらゆる人々が参加できる総合的なプログラムを展開