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令和4年(2022年)1月1日更新

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※1月号は12月14日時点の情報に基づき作成しています。

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歴史の足跡に誘われて
肥後細川庭園・永青文庫(文京区)


松の雪吊りが見事な肥後細川庭園(3年11月24日撮影)
こちらよりパソコン用壁紙をダウンロードできます。

有楽町線「江戸川橋」駅から、神田川沿いの遊歩道を西へ約15分。春は花見の名所となる桜並木を右手に眺めながらゆっくり歩を進めると、肥後細川庭園に到着する。
現在は文京区の公園だが、江戸時代末期は熊本藩細川家の下屋敷が置かれ、明治時代に華族となった細川家の邸宅があった場所。当時の面影を残す庭園は、大きな池を中心とした池泉回遊式庭園と、背後の台地を山並みに見立てた立体的な眺望が特徴。京都の嵐山を模して作庭されたといわれており、その造形美はもちろんのこと、都心にありながらカワセミやオオタカも姿を現すという豊かな自然にも驚かされる。
本園のシンボルである松聲閣(しょうせいかく)は、細川家の学問所だった建物。大正時代の改修工事後は住まいとして使われ、細川護熙元首相も幼少期を過ごしたという。その後、過去の写真や図面を用い、既存の木材を生かし整備工事を行い、平成28年にリニューアル。1階に喫茶室、2階に展望所などが設けられ、誰でも利用できる施設としてオープンした。
樹林側の階段を表示に従い上っていくと、永青文庫に通じる門にたどり着く。永青文庫では、細川家伝来の文化財を管理保存・研究し、さまざまなテーマで貴重なコレクションを展示している。建物は細川家の家政所(事務所)として昭和5年に建設されたもので、当時の階段や家具など内装も一見の価値がある。
歴史ある古い建物が残る景色の中、思い思いの時間を過ごしてみてはいかがだろうか。


9万点を超える文化財を所蔵する永青文庫

東京メトロ「江戸川橋」「早稲田」駅下車、徒歩15分。
[肥後細川庭園]電話 03-3941-2010。9時00分~16時30分(2月~10月は9時00分~17時00分)。12月28日~1月4日休園。ホームページ(外部サイトへリンク)
[永青文庫]電話 03-3941-0850。10時00分~16時30分。月曜日(祝日の場合は翌平日)・年末年始休館。2月13日まで「古代中国・オリエントの美術リターンズ」開催。一般800円ほか。ホームページ(外部サイトへリンク)

お問い合わせ
生活文化局広報課
電話 03-5388-3093

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