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2021年3月30日更新
目次
新型コロナウイルス感染症の影響により、記事の内容等が変更になる場合があります。最新の内容等はホームページをご確認ください。 外出時は最新の情報を確認した上で、マスク着用等の基本的な感染予防策を徹底するなど、感染拡大防止に向けた行動にご協力をお願いします。 ※4月号は3月18日時点の情報に基づき作成しています。 |
東京iCDC(東京感染症対策センター)は、東京における感染症対策を担う常設の司令塔として設置されました。
医師や研究者など感染症対策の専門家から成り、科学的根拠や最新の知見に基づき都への提言や、都民に対する分かりやすい情報発信を行っています。
知事と賀来満夫専門家ボード座長
東京iCDCは分野ごとの専門家による「東京iCDC専門家ボード」が主体となっています。専門家ボードはチームに分かれ、調査分析や情報収集・発信などそれぞれの目的に応じた機能を担っています。
感染リスクの分析・評価等
重症患者の症例分析等に基づく対策の検討
検査・診断体制充実に向けた対策
情報発信、情報収集、調査・分析等
家庭、職場等さまざまな場面に応じた感染防止対策の検討
ウイルスの伝播(でんぱ)性・病原性・遺伝子変化等の解析・検討
ウイルスの制御に関するさまざまな情報の収集、知見の応用等
感染症対策を担う人材の育成
入院患者の蓄積データから重症化リスクや後遺症を解析し、20代や30代の方でも重症化したり、長く後遺症に悩まされるケースがあることが分かってきています。将来的な予防策や治療法の開発に役立てることを目指し、研究を続けています。
新型コロナウイルス感染症と診断された自宅療養者と同居者が、自宅療養中に気を付けることをイラストを用いて分かりやすくまとめたハンドブックを作成しました。冊子は療養中に必要な食料品等と合わせて配布しています。
スマホのGPS移動パターンから、都内7カ所の主要繁華街にレジャー目的で移動・滞留したと推定されるデータを抽出し、感染リスクなどを解析しています。夜間滞留人口の継続的モニタリングを行い、リバウンド兆候の探知につなげていきます。
新型コロナウイルス感染症の再拡大防止に向けた取り組みを行っています。
2月から高齢者施設や障害者施設等を対象に、従事職員等に対する集中的検査を実施しているほか、日本財団の協力も得て、高齢者施設で広く検査を実施しています。また、医療機関や高齢者施設の施設職員や患者等を対象に定期的な検査を幅広く行うよう、保健所と連携しています。
人との接触機会が多い繁華街など特定の地域において、感染拡大の予兆を早期に探知するため、飲食店従事者等を対象に、定期的にPCR検査等を実施する体制を構築していきます。
変異株の早期探知のために検査規模を拡充
PCR検査全体の約93%を占める民間検査機関と調整
保健所から東京都健康安全研究センターへ持ち込む検体数を増強
約10%(2月22日~2月28日)→約25%(4月上旬目途)→さらに拡大
今後、第3波を上回る事態に備え、体制を強化
6,010室(3月18日現在)の水準を引き続き確保
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