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2021年3月30日更新
目次
新型コロナウイルス感染症の影響により、記事の内容等が変更になる場合があります。最新の内容等はホームページをご確認ください。 外出時は最新の情報を確認した上で、マスク着用等の基本的な感染予防策を徹底するなど、感染拡大防止に向けた行動にご協力をお願いします。 ※4月号は3月18日時点の情報に基づき作成しています。 |
元年11月、歴史ある港区芝の増上寺の夜に、高精度の測位システムとLED、スピーカーを内蔵した風船型装置を持ったたくさんの来場者が、光と音の祝祭空間に包まれました。2,436件の公募企画の中から選ばれた「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」の1つ、「Light and Sound Installation "Coded Field"(ライト アンド サウンド インスタレーション コーデッド フィールド)」です。このプロジェクトを手掛けたのが、設立以来、人とテクノロジーの関係を探求するアーティストや研究者らによるクリエイティブ集団ライゾマティクスです。
世界的に活躍するアーティストであるビョーク、スクエアプッシャー、Perfume、狂言師・野村萬斎らとのコラボレーションや、多様なプロジェクトを通して、技術と表現の新しい可能性を追求してきました。斬新なインパクトを持つその表現は、国際的に高い評価を得ています。
現在、東京都現代美術館で開催されている彼らの美術館における初の大規模個展では、既存作品に加え新作が展示されています。データ、建築、デザイン、広告、エンターテイメントなど従来の枠にとどまらない領域横断的な作品や、オンラインとオフラインのハイブリッドで展開する新作を通じて、絶え間なく変化する世界とシンクロする彼らの卓越した試みを複合的(=multiplex(マルティプレックス))に提示します。
ポスト・コロナの社会では、世界がオンライン化を求められ、コミュニケーションの在り方についても新しい可能性が問われています。デジタルなネットワーク社会における新しい人間性の可能性を追求し、多くのプロジェクトや技術提案を実践しているライゾマティクスの魅力を伝える本展。ぜひお楽しみください。
「ライゾマティクス_マルティプレックス」は、6月20日(日曜日)まで東京都現代美術館で開催。
一般1,500円ほか。予約方法等詳細は同館ホームページ(外部サイトへリンク)で。
お問い合わせ 生活文化局文化振興部 電話 03-5320-4232 ホームページ https://tokyotokyofestival.jp/(外部サイトへリンク) |