監査により施設のサービスや補助金の過大交付などを改善
監査委員は、都の行財政が正しく無駄なく運営されているか監査し、問題点を指摘して各局に改善を求めています。今回は、未改善であった指摘等168件のうち、114件が改善済みとなりました。
主な改善事例
- 武蔵野の森総合スポーツプラザでは、カフェスペースや多目的スペースの活用実績が低調であったほか、屋上庭園が常時閉鎖されているなど、当初計画されていた施設の活用が十分ではありませんでした。
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カフェスペースや屋上庭園の開放を行うとともに、多目的スペースで東京2020大会についての展示を行うなど、改善を行いました。
- 都営地下鉄の駅等で行う、外国人観光客や高齢者への案内業務委託において、業務従事者が英会話能力を有しているかの確認がなされておらず、接遇や語学など必要な研修も適切に行われていませんでした。
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業務従事者の資格・能力を示す書類を受けるとともに、計画に沿った研修を適時適切に行うよう受託者を指導しました。
- 社会福祉法人に対して交付された補助金が、算定誤りなどにより7件で約756万円過大となっていました。
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過大交付分の返還を受けました。また、補助対象設備の現場確認を強化するなど、再発防止を図りました。
改善状況の詳細、その他の改善案件については、監査事務局ホームページの「監査指摘・改善措置等検索システム」からご覧いただけます。ぜひご利用下さい。