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2023年7月3日更新
目次
※7月号は、6月19日時点の情報に基づき作成しています。 |
HTTとは5月号「東京の環境問題の現在地」でも取り上げた電力を「(H)へらす(T)つくる(T)ためる」取り組みです。温暖化対策だけではなく、エネルギーの安定確保、そして、暑い夏をおトクで快適に過ごしていくことにもつながっていきます。そんなHTTについて、学んでいきましょう。
HTTの「H」は、省エネ・節電につながる、電気を「へらす」行動を取り入れること。
「T」「T」は、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーで電気を「つくり」、蓄電池等と組み合わせて「ためる」取り組みです。
できることから一つずつ。今回は、「(H)へらす」を中心に、家庭でできるアクションを紹介していきます。
HTTといきなり言われても、何からやったらいいのか……。特に家での効果が高い「(H)へらす」アクションをまとめてみました。
何個できるか、チェックしてみましょう。
上記のアクションの詳細や、さらに、もっと何ができるか知りたいという人は、こちら
家庭での「(H)へらす」アクションの中には、手軽にできる“ワンアクション”も。冷蔵庫やトイレなど、家の中にある色々なスイッチを操作するだけでも、節電につながります。
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エアコンは、夏の家庭における1日の電力消費の約3分の1を占めています。エアコンの使用を見直し、涼を分かち合うのがクールシェア。図書館などの身近で涼しい場所にお出かけして、楽しみながら節電してみませんか。
クールシェアができる施設等についてはこちらから
近年目覚ましい、家電等の省エネ性能の向上。買い替えをすることで大きな省エネを図ることができます。しかも、東京都では、一定の基準を満たす対象機器への買い替えに対して、商品券等に交換可能な「東京ゼロエミポイント」が付与されます。令和5年4月以降購入分から、付与されるポイントが約2割アップしました。電気代も安くなり、おトクなこの機会に、家電の買い替えを検討し、さらなる省エネに取り組みましょう!
出典:環境省 省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」の「かんたん比較」により試算(同能力・サイズ)
(買替前)購入年:2012年 メーカー・型番:不明
(買替後)「省エネ性能カタログ2022年版」資源エネルギー庁に掲載された製品かつ「しんきゅうさん」の「かんたん比較」で選択可能な製品のうち、最も省エネ性能が高い製品(令和5年2月時点試算)
対象機器等 | 最大ポイント数 | |
---|---|---|
エアコン | 23,000 | |
冷蔵庫 | 26,000 | |
給湯器 | 12,000 | |
LED照明器具 | 対象製品のみ | 4,000 |
対象製品及び取替作業費 | 6,000 |
電話 0570-005-083(ナビダイヤル)
受付時間9時00分~17時00分(年末年始を除く)
IP電話からのお問い合わせ
電話 03-6634-1337
※電話番号はお間違えのないようにお願いいたします
省エネ設計で地球環境にやさしく、住む人にとってもやさしく暮らしやすい家を、「環境性能」が良い家と呼んでいます。
それでは、「環境性能」を良くするにはどうしたら良いのでしょう?
大きなポイントは、「断熱性」です。外の方が暑い夏は、外の熱気がなるべく家の中に入ってこないようにすることが重要。そして、夏の冷房時、家に入ってくる熱の約7割は、窓・ドアからです。
効果が高いのは、高断熱窓や高断熱ドアを設置すること。実は、東京都の補助金は、1部屋の窓やドアの改修から利用できます。もちろん、分譲マンションや賃貸アパートも補助の対象です。できるところからお住まいの「環境性能」を良くして、快適におトクに暮らしてみませんか?
補助対象 | 補助率等 | 上限等 |
---|---|---|
高断熱窓 | 3分の1 | 100万円/戸 |
高断熱ドア | 3分の1 | 16万円/戸 |
高い断熱性能の断熱材や窓を用いたり、省エネ性能の高い照明やエアコンなどを取り入れた、人にも地球環境にもやさしい住宅が、東京ゼロエミ住宅です。この住宅を新築する際にも都の補助金が活用できるため、ぜひご検討ください。
戸建住宅 | 最大210万円/戸 |
---|---|
集合住宅等 | 最大170万円/戸 |
対象 | 補助率・額 |
---|---|
太陽光発電設備 | 12万円/キロワット(上限36万円、3.6キロワット以下) |
10万円/キロワット(3.6キロワット超50キロワット未満) | |
機能性PV上乗せ:5万円(または2万円)/キロワット 陸屋根集合住宅への架台設置上乗せ:上限20万円/キロワット |
|
蓄電池 | 4分の3(上限19万円/キロワットアワー、6.34キロワットアワー未満の場合) |
4分の3(上限15万円/キロワットアワー、6.34キロワットアワー以上の場合) | |
V2H【注】 | 2分の1(上限50万円) |
太陽光発電設備を設置し、ZEVを所有する場合10分の10(上限100万円) | |
【注】電気自動車等に蓄えられた電力を、家庭用に活用する設備のこと