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2022年8月31日更新

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※9月号は8月17日時点の情報に基づき作成しています。

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江戸時代の宿場町に思いを巡らせる
旧東海道品川宿(品川区)

写真1
400年以上前に整備された東海道は今も商店街として現役

江戸時代の東海道第一の宿場町である品川宿は、現在の北品川駅から青物横丁駅周辺にあたる。この間の約2キロメートルを散策し、江戸から続く東海道の面影を探してみよう。
品川宿の入口は、北品川駅の北側。JRや京急本線と国道15号が交差する八ツ山橋辺りとなる。旧東海道に足を踏み入れると、点在する案内板が目に留まる。幕末の志士が密議した妓楼(ぎろう)「土蔵相模跡(どぞうさがみあと)」をはじめ街歩きを豊かにする情報が掲げられている。
路地を海の方向へ下りると、品川浦舟だまりが見えてくる。釣り船や屋形船が停泊する様子は、歌川広重が描いた「東海道五十三次」の一場面のようだ。落語「品川心中」にも品川の遠浅な水辺が登場している。
街道を南へ進む道中の両側には、飲食店や食料品店、衣料・履物店などさまざまな店舗が軒を連ねる。歴史を感じる木造の店構え、創業100年を超える看板、銅板建築の店舗など、江戸時代から連綿と続く商店街であることが感じられる。
交差する参道を西側へ折れて品川神社へ。源頼朝や徳川家ゆかりの由緒ある神社だ。53段の石段を上がりきれば、鮮やかな色彩の御社殿が現れ、気持ちが引き締められる。石段の途中には富士山信仰により造られた富士塚への登山道があり、頂上からは品川宿が一望できる。
街道には「品川宿交流館 本宿お休み処」や屋外の椅子設置など、休憩場所が設けられており、地元の人々の「旅人」への配慮が感じられる。桜の名所目黒川を渡れば行程のほぼ半分。木陰で休憩しながら、案内板を読み、想像を膨らませ、楽しみながら歩を進めたい。

京急本線「北品川」駅下車、徒歩1分。
〈品川区の観光について〉[しながわ観光協会]電話 03-5743-76429時30分~17時00分(日曜日・祝日・休日、年末年始除く)
ホームページ(外部サイトへリンク)

写真2
1187年創始の品川神社
こちらよりパソコン用壁紙をダウンロードできます。

文責:政策企画局広報広聴課

 

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