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令和3年(2021年)11月30日更新

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※12月号は11月15日時点の情報に基づき作成しています。

ロゴ画像

哲学のテーマパーク
哲学堂公園(中野区)


哲学堂のランドマーク「六賢台」(右)と「四聖堂」
こちらよりパソコン用壁紙をダウンロードできます。

中野区に世界でも珍しい、哲学を題材にした公園がある。園内には「哲学堂七十七場(ななじゅうななば)」と呼ばれる哲学世界を表現した建築物などが点在している。
中野駅から中野通りを北に30分ほど歩くと、哲学堂公園の門が現れる。ここからも入れるが、創設者・井上円了が示した順序で巡りたい。敷地を右手に見ながらしばらく歩き、中野通口か正門口から中へ進むと、2本の石柱が現れる。ここが哲学堂の入口だ。入ってすぐの管理事務所でマップを入手したら散策を始めよう。
哲学者で東洋大学の創立者でもある井上円了は、誰でも学べる「精神修養の場」として明治36年(1903年)に哲学堂の建設を始め、生涯にわたって私費を投じ、拡張していった。こうして出来上がった哲学堂は現在も公園として残され、昨年国の名勝に指定された。
俗世間から哲学の世界に来訪者をいざなう「常識門」から哲学体験のスタート。哲学堂内は主に3つのエリアで構成されており、まずは哲学の時間や空間を表現した広場「時空岡(じくうこう)」から巡っていく。このエリアにある、孔子(こうし)、釈迦(しゃか)、ソクラテス、カントを祀(まつ)る「四聖堂(しせいどう)」などの古建築物は建物としても見応えがある。内部公開をしているものもあるため、事前に公開日程を確認し、訪れるのもおすすめだ。階段を下りていくと、対をなす「唯物園(ゆいぶつえん)」「唯心庭(ゆいしんてい)」という2つのエリアがある。「哲学堂七十七場」の前にある解説看板などをじっくりと読み見識を深めながら、哲学世界を目で見て、体験したい。
四季折々の自然を感じながら園内を散策するのも良いだろう。その時の気分に合わせて訪れてみてはいかがだろうか。


「二元衢(にげんく)」付近。
園内は高低差もあるため、足元に注意したい

JR・東京メトロ「中野」駅下車、徒歩30分。西武新宿線「新井薬師前」駅下車、徒歩10分。
[哲学堂公園管理事務所]電話 03-3951-2515。9時00分~17時00分(3月~6月・9月は8時00分~18時00分、7月・8月は7時00分~18時00分、10月・11月は8時00分~17時00分)。12月29日・30日・31日休園。古建築物は毎月第1日曜日10時00分~15時00分のほか、春期・秋期に公開。
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お問い合わせ
生活文化局広報課
電話 03-5388-3093

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