ここから本文です。

令和3年(2021年)1月1日更新

新型コロナウイルスの影響により、記事の内容等が変更となる場合があります。最新の情報はホームページをご確認ください。
お出かけ等の際は最新の情報を確認し、感染拡大防止に向けた行動にご協力をお願いします。
※1月号は12月14日時点の情報に基づき作成しています。

ロゴ画像

自然が作り出した神秘の空間
日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)(奥多摩町)

写真
巨大な空間が広がる「死出の山」付近
こちらよりパソコン用壁紙をダウンロードできます。

長い年月をかけて作られた、地下に広がる巨大神殿。自然の宝庫である、奥多摩町の日原にある日原鍾乳洞は、関東最大の規模を誇り、貴重な自然財産として、都の天然記念物にも指定されている。
JR奥多摩駅から鍾乳洞行きのバスに35分ほど乗り、終点で下車。そこから橋を渡り川沿いの道を歩くと、右手に鍾乳洞の入り口が見える。受け付けを済ませ、中に入ると、外との温度差を感じる。年間を通して11℃に保たれている洞内は、夏はひんやり涼しく、冬は暖かい。順路に沿って巡ると、探検家になったかのような気分を味わえる。
全長約1,300メートルの内部は見どころも多い。洞内中央付近に位置する「水琴窟(すいきんくつ)」は、瓶(かめ)に落ちた水滴が神秘的な音を響かせる場所。自然が奏でる音色に、ぜひ耳を澄ませて欲しい。天井高約30メートル、洞内で最も開けた所である「死出(しで)の山(やま)」は、レインボーカラーにライトアップされ、幻想的な世界を作り出している。
天井から下がる鍾乳石(しょうにゅうせき)は、1センチメートル伸びるのに約70年かかると言われている。乱立する鍾乳石を見るなら、勇気を出して、新洞(しんどう)に行ってみよう。だが、170段余りの上り階段は、滑りやすく急なため、絶対に無理をしないでほしい。
ゆっくり巡って、1時間ほど。見学を終えて外に出ると、現代に帰ってきた、という感覚すらある。隣の売店では、そばやうどんなどの体が温まるメニューが用意されており、嬉しい。

写真
鍾乳洞の入口

JR青梅線「奥多摩」駅から(1)番乗り場のバスで「鍾乳洞」下車、徒歩3分。土曜日・日曜日・祝日は「東日原」止まりとなり、徒歩25分。
[日原鍾乳洞]電話 0428-83-8491 9時00分~16時30分(4月~11月は9時00分~17時00分)。年末年始休。一般800円。ホームページ(外部サイトへリンク)

お問い合わせ
生活文化局広報課
電話 03-5388-3093

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.