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2020年11月30日更新
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人が行き交う甘酒横丁
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日本橋からほど近い人形町。江戸時代、庶民の娯楽として手軽に楽しめる人形芝居が盛んに上演され、人形に関わる職人や商人が多く住んでいたことからこの地名がついた。
人形町駅を中心に南北にのびる通りを人形町通りといい、通り沿いには、和洋中の飲食店や老舗人形焼き店、食器などの伝統工芸店などが連なりにぎわいに溢れている。ビルが立ち並ぶ都会的な街並みだが、路地をのぞけば風情ある古い建物や小さな神社が点在し、新旧が共存する景観に時代の変化を見ることができる。
時間が合えば、2台のからくりやぐら時計を見てみよう。人形町通りを挟んで設置され、11時から19時の正時にからくりが動く。1台目のモチーフは江戸落語。どんちょうが開き落語家の人形が「人形町の由来」を話し始めると、大工や飛脚などの人形が現れ、江戸の人々の様子を伝えてくれる。もう1台は火の見やぐらがモチーフ。火消衆の人形が木やり(労働歌の1種)を歌う中、はしご乗りの人形などが登場し巧みな技を披露する。
角を曲がり甘酒横丁へ。明治座までの約400メートルの小さな通りで、明治の初め、横丁の入り口に甘酒屋があったことが名前の由来。さまざまな飲食店をはじめ、和菓子や甘酒、総菜屋に和雑貨店が軒を連ねているが、人形町通りとは違った懐かしい雰囲気が漂う。
横丁を抜けて浜町公園で一休み。肥後藩細川氏の庭園跡に作られた広い園内ではベンチでくつろぐ人も多く、地域の憩いの場となっている。隅田川に面しておりスカイツリーを眺めながらの水辺散策もおすすめだ。
江戸落語のからくり時計
東京メトロ日比谷線・都営浅草線「人形町」駅下車。
[中央区観光情報センター]
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