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令和2年(2020年)8月31日更新

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※9月号は8月17日時点の情報に基づき作成しています。

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伝説のアパートを再現、聖地に活気広がる
トキワ荘マンガミュージアム(豊島区)

トキワ荘マンガミュージアム・再現写真
よこたとくおの部屋を再現。時期により入れ替え
こちらよりパソコン用壁紙をダウンロードできます。

「トキワ荘」と聞いて、「漫画の聖地」を連想した人はかなりの情報通。昭和20年代後半から30年代にかけて、手塚治虫や赤塚不二夫ら、名だたる漫画家が下積み時代を過ごしたアパートの名前だ。建物は、老朽化に伴い昭和57年に解体されたが、跡地からほど近い南長崎花咲公園内に、当時の姿を忠実に再現。今年7月、ミュージアムとしてオープンした。
入り口(玄関)で靴を脱ぎ、階段を上る。一段上がるたびに、「ミシッミシッ」ときしむ音がするが、これも演出の一つ。他にも、わざと壁に傷を付けたり、外壁を汚すなど「エイジング加工」を施して、トキワ荘ができてから10年ほど経った頃の様子を見立てている。
階段を上がった先にある共同炊事場には、今しがたまで誰かが飲み食いをしていたかのような痕跡が。ラーメンのどんぶりは、住人たちが実際に通っていた中華料理店の当時のものというこだわりようだ。
各部屋は押し入れ付きの四畳半で、家賃3,000円。コーヒー1杯50円の時代。藤子・F・不二雄や藤子不二雄(A)、石ノ森章太郎など多くの漫画家が出入りし、切磋琢磨(せっさたくま)しあった。こうした逸話や資料を展示している部屋に加え、漫画家の暮らしを再現した部屋も用意されている。テレビからは当時のCMが流れ、机の上には描きかけの原稿が見える。細部まで徹底した、部屋の仕上がりにも注目してほしい。
ミュージアムに面するトキワ荘通りには、グッズが購入できる「トキワ荘通りお休み処」、作品の閲覧が可能な「トキワ荘マンガステーション」もオープン。「漫画の聖地」がますます賑やかになりそうだ。
※手塚氏の「塚」は、正しくは右側のつくり部分に「ヽ」がつきます。

ミュージアム外観の写真
玄関横のシュロの木も再現したミュージアム外観

都営大江戸線「落合南長崎」駅下車、徒歩5分。西武池袋線「東長崎」駅下車、徒歩10分。
[豊島区立トキワ荘マンガミュージアム]
電話 03-6912-7706 10時00分~18時00分。月曜日(祝日の場合は翌平日)休。当面の間、入館には予約が必要。ホームページ(外部サイトへリンク)で。

お問い合わせ
生活文化局広報課
電話 03-5388-3093

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