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2016年11月30日更新
目次
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南大沢駅を出て、南へ多摩ニュータウンを進むと、周辺住民の憩いの場所・長池公園がある。 「里山文化の継承と創造」をテーマとしている公園は、多摩丘陵の地形を残した広い雑木林と長池・築池(つくいけ)の二つのため池、長池見附橋などからなる。 まず目を引くのが、北側にある長池見附橋だ。現代的デザインの姿池に架かるこの橋は、大正2年に落成した鉄製アーチ橋・四谷見附橋を移築再建したもの。ネオバロック様式のデザインの橋梁を見ていると、過去の情景が思い浮かぶような不思議な感覚になる。 また、公園の名前にもなっている「長池」は、浄瑠璃姫の伝説も残る古い池。その上流部の水源湿地にあるハンノキ林は、環境省の特定植物群落に指定され、特別保全ゾーンで、一般の人が立ち入れない。そこでは、さまざまな湿地植物が生育し、それを取り囲む雑木林は多くの野生生物のすみかとなっている。 |
林の中にしっくりなじんでいる「長池公園自然館」は、里山の文化や自然に関する情報を発信する拠点で、散策の途中、一休みしながら里山について学べる場所でもある。 ◎京王線「南大沢」駅下車 京王バス「長池小学校入口」か「見附橋」下車 問い合わせ |
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