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2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
11月15日から同月26日までの12日間、東京2025デフリンピックが開催され、各会場で熱戦が繰り広げられました。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
15日には東京体育館において開会式が行われました。開会式に出席した小池知事は「4年前、東京は世界で初めて二度目のパラリンピックを開催し、共生社会の実現に向け、大きな一歩を歩み出した。今回のデフリンピックを契機に、東京は更に前へ向かう。ボランティアとして、きこえない人、きこえる人が手を取り合い、大会運営を支えてくれている。大会エンブレムやメダルデザインは、次の時代を担う子供たちと一緒に創作。様々な違いを越えた調和と多様性が、大会の原動力となっている。全ての人の思い、観客の皆様の心からの応援を受け、アスリートの皆様が躍動することを心から期待している。」と述べました。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
デフリンピックは、4年に1回開催される、耳がきこえない・きこえにくいアスリートのための国際総合スポーツ競技大会です。第1回は1924年にフランスのパリで開催され、東京2025デフリンピックは100周年の記念すべき大会であり、日本では初めての開催です。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
11月15日渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターにデフリンピックスクエアがオープンしました。この場所は東京2025デフリンピックの開催期間中に大会運営の拠点となっていただけでなく、デフスポーツやろう者の文化に触れ合い、多様なコミュニケーションができる貴重なスポットになりました。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
デフリンピックスクエア内のカルチャー棟1・2階文化・技術発信エリアでは、デジタル技術展示・体験プログラム「みるTech(テック)」が開催されました。「みるTech」では、スタートアップなど25社が、国籍の違いや障害のあるなしにかかわらず、誰もが楽しみ交流できる多種多様な技術を紹介しました。写真は、話した言葉を文字に変えたり翻訳した結果を表示することで、相手を見ながら文字でコミュニケーションできる「透明インターフェイス Rælclear(レルクリア)」です。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
「みるTech」に設置された、お客様を出迎える分身ロボットOriHime(オリヒメ)は、障害や病気など様々な事情でその場にいられない人が遠隔操作をして東京の会場とつながり、手や首を動かして来場者とリアルタイムで会話をするなど会場を盛り上げました。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
大会期間中、各会場で様々な競技が行われました。11月16日駒沢オリンピック公園総合運動場体育館ではバレーボール女子の試合が行われ、日本のチームはイタリアと対戦しました。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
観客席からサインエールでバレーボール選手を応援しました。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
11月16日駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場では、日本のハンドボール男子チームがトルコと対戦しました。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
11月18日東京体育館では卓球の混合ダブルスの試合が行われました。写真は亀澤史憲・亀澤理穂組の試合の様子です。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
11月20日大森ふるさとの浜辺公園ではビーチバレーボールの試合が行われました。写真は懸命にボールに向かう境出ゆきえ・八木沢美穂組です。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
11月21日京王アリーナTOKYOではバドミントン女子ダブルスの試合が行われ、姉妹ペアの矢ケ部紋可・矢ケ部真衣組が決勝で中国ペアを下して金メダルを獲得しました。この種目では、日本勢は20年ぶりの金メダルです。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
表彰式では姉妹二人とも晴れやかな笑顔で金メダルを受け取りました。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
11月22日中野区立総合体育館で行われたテコンドーのプムセ(型)では、星野萌選手(右端)が銅メダルを獲得しました。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
11月23日東京武道館では空手の試合が行われました。写真は組手の+84kgで対戦するヘルナンデス ヴァルガス アレクサンダー アルフォンソ選手(ベネズエラ・左)とタバルテーフファラハニ ホセイン選手(イラン)です。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
11月24日大田区総合体育館ではバスケットボールの試合が行われました。写真はバスケットボール女子の7位決定戦で対戦するポーランドとオーストラリアです。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
11月24日卓球が行われた東京体育館には、東京都による被災地支援の一環として石川県立ろう学校の児童生徒が招待され、楽しそうな笑顔や緊張した様子を見せながら選手入場時のハイタッチキッズを担当しました。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
今大会では全会場に、音声を多言語のテキストで表示するユニバーサルコミュニケーション(UC)機器が設置されるとともに、一部の会場においては、観戦者がUC 技術を活用した「音が見える、音を感じる」競技観戦を体験することができました。11月16日から同月25日まで、バドミントンが行われた京王アリーナTOKYOには「ミルオト」が設置されました。「ミルオト」はスポーツの音を擬音で可視化し、競技の音や臨場感を視覚で楽しむことができるシステムです。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
12日間の戦いを終え、11月26日東京体育館で閉会式が行われました。今大会は79の国と地域から約2,800人(主催者発表)の選手が参加しました。連日各会場では熱戦が繰り広げられるとともに、ボランティアや手話通訳者などの支えもあり大いに盛り上がり、競技会場への来場者数は約28万人(主催者発表)にもなりました。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
日本のメダル獲得数は、金メダル16個、銀メダル12個、銅メダル23個の合計51個で史上最多となりました。
2025年11月15日 東京2025デフリンピック開催
閉会式の最後には、100年前に第1回を開催したフランスの言葉「bon(良い)」と日本文化の「盆」をかけた「ボンミライ!」で各国選手が一緒に踊り、お互いを称えるとともに交流を深めました。
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