WEB広報東京都[平成28年4月/「都立高校改革推進計画・新実施計画」を策定しました]
都立高校改革推進計画は、都立高校が抱える課題の解決を図り、今後の展望を明らかにする総合的な長期計画です。
東京都教育委員会は、時代の変化による新たな課題にも対応し、都民の期待に応える都立高校の実現に向けて、現在の都立高校改革推進計画を一部改定するとともに、新たな取り組みを数多く盛り込んだ新実施計画を策定しました。
今後、この計画に基づき、都立高校における教育内容の充実や教育環境の整備を図っていきます。
都立高校改革推進計画の目的
教育基本法の理念を踏まえ、都立高校が生徒を「真に社会人として自立した人間」に育成する。
目的を具現化する3つの目標と主な取り組み
目標1 次代を担う社会的に自立した人間の育成(教育内容)
- 校内寺子屋の設置
- 主体的・協働的に学ぶアクティブ・ラーニング推進校の指定
- ICTパイロット校の指定
- 大学や研究機関等と連携した「理数アカデミー」の取り組み
- 医学部等を進学希望する生徒による互いに支えあう「チーム」の結成
- 新教科「人間と社会」の設置
- 「スポーツ特別強化校」の指定による競技力向上
- 部活動指導の民間委託モデル事業の実施
- 英語教育推進校の指定 など
目標2 生徒一人一人の能力を最大限に伸ばす学校づくりの推進(学校設置・課程改善等)
- 新国際高校(仮称)の設置検討
- 小中高一貫教育校の設置
- 企業と連携して生徒を育成する工業高校のデュアルシステム科の拡充
- 基礎学力の定着を図るエンカレッジスクールの工業高校への追加指定
- 家庭・福祉高校の設置
- 不登校経験者などを主に受け入れるチャレンジスクールの新設・規模拡大 など
目標3 質の高い教育を支えるための環境整備(教育諸条件)
- スクールカウンセラーの拡充
- スクールソーシャルワーカー等による自立支援チームの設置 など