ここから本文です。

令和4年(2022年)10月31日更新

新型コロナウイルス感染症の影響により、記事の内容等が変更になる場合があります。最新の内容等はホームページをご確認ください。
外出時は最新の情報を確認した上で、マスク着用等の基本的な感染予防策を徹底するなど、感染拡大防止に向けた行動にご協力をお願いします。
※11月号は10月17日時点の情報に基づき作成しています。

太宰の足跡をたどる文学散歩
三鷹市美術ギャラリー 太宰治展示室、太宰治文学サロン(三鷹市)


太宰の自宅を訪れるような気分が味わえる「三鷹の此の小さい家」
こちらよりパソコン用壁紙をダウンロードできます。

日本近代文学を代表する作家として今も根強い人気を誇る太宰治。38歳で亡くなるまで約7年半を三鷹で過ごし、その間「斜陽」「走れメロス」など約90作品をこの地で執筆した。
三鷹駅南口からデッキで直結の三鷹市美術ギャラリー内に、2年12月、「太宰治展示室 三鷹の此の小さい家」が開設された。遺族から寄託された資料等を展示・公開するとともに、文献や弟子の回想から、自宅を再現した。書斎兼応接間では、本棚として愛用していたリンゴの木箱や原稿用紙が置かれた文机などに触れることができる。手書きの表札やトレードマークのコート二重廻しが掛けてあるなど細かな部分まで再現されており、じっくりと当時を回想しながら見ることが楽しく、おすすめだ。家族との写真等から太宰の家庭人としての側面をも垣間見ることができるだろう。
そこから南東に5分ほど歩いたところにある「三鷹市太宰治文学サロン」は太宰が足繁く通った「伊勢元酒店」の跡地に作られた。ここでは研究者の山内祥史さんや太宰の長女・園子さんから寄贈された文献など約1,500点を手にとることができる。どこの図書館よりも充実した太宰書籍や文献を求め、全国からファンが訪れる。ブックカフェとしてコーヒーを飲んだり、太宰治関連グッズや生誕地青森のお土産などを購入したりすることもできる。
「太宰が生きた町・三鷹」ではボランティアとゆかりの地を巡るガイドツアーも行っている。墓や旧居跡の百日紅など、彼を偲ぶスポットをたどってみるのはいかがだろうか。
※山内祥史氏の「祥」は、正しくは「ネ」が「示」のものです。

JR中央線「三鷹」駅下車、徒歩約2分。
[三鷹市美術ギャラリー 太宰治展示室]電話 0422-79-0033。10時00分~18時00分。月曜日(祝日の場合は翌日、翌々日)・年末年始休館。
ホームページ(外部サイトへリンク)
[太宰治文学サロン]電話 0422-26-9150。10時00分~17時30分。月曜日(祝日の場合は翌日、翌々日)・年末年始休館。
ホームページ(外部サイトへリンク)


今年3月にリニューアルした文学サロン

文責:政策企画局広報広聴課

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.