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令和3年(2021年)2月26日更新

新型コロナウイルス感染症の影響により、記事の内容等が変更になる場合があります。最新の内容等はホームページをご確認ください。
外出時は最新の情報を確認した上で、マスク着用等の基本的な感染予防策を徹底するなど、感染拡大防止に向けた行動にご協力をお願いします。
※3月号は2月15日時点の情報に基づき作成しています。

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アフターコロナの芸術文化の形を模索する

コロナ禍で表現の場が失われる中、「文化の灯を絶やさない」を合言葉に都が実施した緊急対策「アートにエールを!東京プロジェクト」。公演の中止や延期を余儀なくされた団体を対象として、感染防止対策を行った上での公演の実施と、その動画撮影・編集を支援しました。専用サイトで、約300本のさまざまなジャンルの動画を無料配信しています。今回は、企画者の思いや今後に向けての意気込みをお伝えします。
19世紀の作曲家とピアニストの愛情物語を朗読とピアノで表現した「ブラームスとクララ 最愛の女(ひと)とともに」。企画した西村さんは、観客の「感動した。心に余裕がない日々だったが、元気をもらった」との声を受け、「アートは人の心を豊かにする。みんなが大変なときだからこそ、工夫して活動を続け、心の支えになりたい」と話します。
人形劇団ポポロは、うれしさも悲しさも感じられる心の大切さを描いた子供向け人形劇「ともだちくるかな」を無観客で公演しました。代表の山根さんは、初めての動画配信で、どうすれば画面越しの観客に良さが伝わるか試行錯誤したと振り返ります。「ウェブなら、劇場に来られない子供たちにも作品を届けられる。コロナ禍をチャンスと捉え、映像化も念頭に置いた演出を考えたい」と今後への思いを語りました。
ダンスパフォーマンス「夜想 百物語」を実施したDAZZLE(ダズル)は、上下左右360度を撮影できる特殊なカメラを使用。視聴者は、ダンサーが自分を囲んで踊っているかのような没入感を味わえます。クリエイティブディレクターの飯塚さんは、「生の舞台の代替ではない、動画ならではの新しい体験を提供できる」と手応えを感じています。
東京のアートは今、コロナ禍の先を見据え、新たな可能性に挑戦しています。

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「ともだちくるかな」の一場面

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生活文化局文化振興部
電話 03-5320-4232
ホームページ https://tokyotokyofestival.jp/(外部サイトへリンク)

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