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2017年2月28日更新
目次
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高尾駅北口から甲州街道を西へ。さらに旧甲州街道へ進むと、並行する小仏(こぼとけ)川に沿って「高尾梅郷」がある。約5kmの間に、東から遊歩道梅林、関所梅林、天神梅林、荒井梅林、湯の花梅林、木下沢(こげさわ)梅林と続く。 例年3月中旬の土曜、日曜には、「高尾梅郷梅まつり※」が開催され、爽やかな香りに包まれてにぎわう。なかでも木下沢梅林は、約1,400本もの紅梅・白梅が育てられ、花の見頃の時期に限り特別開放※される梅の園。裏高尾の山々を背景に、のどかな春の里山を味わえる。 木下沢梅林から旧甲州街道を戻る途中、蛇滝口(じゃたきぐち)のバス停から小仏川沿いの遊歩道を歩くのもよい。山間の空中を高速道路が走る不思議な景色の下、「高尾梅の郷まち広場」から遊歩道へ入る。木々の間を抜け、天神梅林を過ぎて行くと、植生に詳しくなくても、その豊かさが自然と感じとれる。高尾山周辺でも種類が多く、四季を通じさまざまな野の草花を観察しながら散策できる。 |
また、遊歩道と並行する旧甲州街道は、緩やかに曲がる道や家並みなどに昔日の面影があり、国史跡の小仏関所跡もあって趣き深い。遊歩道は、現甲州街道に近づく辺りが遊歩道梅林とされ、合流点の上椚田(かみくぬぎだ)橋の近くには「高尾駒木野庭園」がある。池泉回遊式庭園、枯山水、露地などに四季折々の花が添えられた、手入れの行き届いた庭園で、ゆったりとした時間を過ごせる。 JR中央線・京王線「高尾駅」駅下車。北口から「小仏」行きバスで、木下沢梅林へは「日影」か「大下(おおしも)」下車。 今年の予定 梅まつり:3月11日・12日 特別開放:3月11日~26日10時~16時 問い合わせ |
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