東京フォトニュース|2007年10月
10月2日、都庁で、東京オリンピック招致委員会が、アスリートアンバサダー(スポーツ選手大使)の就任発表式を行った。2016年の東京オリンピック招致に向け、現役選手の中から水泳の北島康介選手をはじめ8名が選ばれた。式典に出席した北島選手は、「2016年はオリンピックに出ていないと思いますが、(東京で五輪開催を実現させ)子供たちに夢を与えたい」と挨拶した。今後、アスリートアンバサダーは、オリンピック招致の顔として、さまざまな招致活動に参加して行く予定。
写真・五輪PR用に自らの顔が描かれたバスの前で石原知事と握手する北島選手
10月1日、都庁で、平成19年度東京都名誉都民顕彰式及び功労者表彰式が開催された。名誉都民の称号は、文化、学術、芸術などの功績をたたえ、都民の敬愛の対象とされる方々に贈られる。今年は、折り紙作家の加瀬三郎氏、千葉大学名誉教授で心理学者の多湖輝氏、ミュンヘン五輪男子バレーボール優勝監督の松平康隆氏の3氏に石原知事から名誉都民の称号記が贈呈された。また、地域の発展などに尽くした方々を表彰する東京都功労者として、265人に知事から表彰状が贈呈された。
写真・石原知事(左)へ受賞に対し謝辞を述べる松平康隆氏
10月26日、都庁の石原知事のもとに、中国のベテラン卓球団が表敬訪問した。元世界チャンピオン11人を含む一行は、国交正常化35周年を記念して訪問。団長の徐(じょ)寅生(しんせい)さんは「中日文化スポーツ交流年の記念すべき年に、訪日することができてうれしい」と述べた。和やかな雰囲気での記念撮影では、知事も団長も右手にラケット、左手にボールのお揃いのポーズに納まった。
10月22日、都庁で、「緑の東京募金開始記念シンポジウム」が開催された。冒頭挨拶で石原知事は「10年後の東京」の実現に向けて、緑化の必要性、目標を話した。基調講演では、建築家の安藤忠雄さんが「10年後の東京」実現に向けて、緑化の取組事例を紹介した。パネルディスカッションには、安藤さんのほか、宇宙飛行士の毛利衛さん、アルピニストの野口健さんが参加し、さまざまな興味深い話に聞き入った。最後に安藤忠雄さんから、「皆さん一緒にやっていきましょう。」の力強い呼びかけに、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
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