東京フォトニュース|2007年4月
教育と保育の両方の機能を提供し、子育ての支援を行う施設「認定こども園」が都内では初めて3カ所で4月1日にオープンした。その1つ「新宿区立四谷こども園」は、四谷小学校の施設の一部を利用して開園、0歳から5歳までの子どもたち147人を現在預かっている。また園の方針として、敷地内の小学生達との交流を通し豊かな体験と地域に開かれたこども園にすることを目指している。
江東区の亀戸天神では4月21日から5月6日まで恒例の「藤まつり」が開かれ約30万人の人達が太鼓橋を渡り、池をめぐりながら白や紫の藤の花を楽しんだ。亀戸天神の藤はそのみごとな房の長さと美しさから「亀戸の五尺藤」と言われ、広重の錦絵にも描かれ江戸庶民に親しまれてきた。訪れた4月26日は快晴に恵まれ、境内に植えられた15棚100株の藤からは甘い香りが漂い、見物人を魅了した。
石原知事は3期目のスタートとなる4月23日に庁内の全局をまわり職員を前に挨拶をした。知事は「都の公務員は地方公務員ではなくまさに『首都公務員』、東京は国家の中心部であり自信を持って仕事をしてほしい」と職員を激励した。
写真・建設局で職員を前に挨拶する知事
岡本太郎氏の巨大壁画「明日の神話」が江東区の東京都現代美術館で特別公開されることになり、そのオープニングレセプションが4月27日に行われた。これは「太陽の塔」と対をなす作品といわれ、原爆が炸裂した瞬間を表現したもの。岡本太郎の最高傑作にして最大の絵画とされ縦5.5メートル、横30メートルの大作。テープカットにさきだち知事は、「原爆という人間がつくった一つの狂気を彼なりに捉えた作品がここに飾られることになり、本当にうれしい」と挨拶した。この特別公開は、来年4月13日まで行われる。
写真・来賓とともにテープカットをする石原知事(中央)
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