東京フォトニュース|2007年7月
ごみや残土で埋め立てた中央防波堤内側に、「海の森公園」を整備する計画が、7月17日スタートした。この森は、海から都心に向かう風の道をつくり出す起点となる。植樹式では、石原知事、建築家の安藤忠雄氏、アルピニストの野口健氏、宇宙飛行士の毛利衛氏のほか、小学生達がクスノ木やウバメガシの苗木約300本を植えた。広さ約88ヘクタール(日比谷公園の約5.5倍)の広大な予定地に48万本の木を植え、30年後に公園完成の予定。
写真・レインコート姿でスコップを握る石原知事。向かって右は毛利氏、左は野口氏
7月10日、東京国際フォーラムで、2016年の東京オリンピック「招致ロゴ」が発表された。発表会には、石原知事のほか、河野事務総長、竹田副会長、アテネオリンピック銅メダリストの浜口京子さんなどが参加した。デザインコンセプトは、「MUSUBI(結び)」。日本の伝統の心とオリンピックの精神を結び、時代を担う子どもたちに引き継ぐことを願い、水引のモチーフにオリンピックの5色を重ねて表現している。今後、このロゴで、オリンピック招致活動をさらに盛り上げていく。
地方分権改革を主なテーマとする全国知事会議が、7月12、13日の両日、熊本市で開催された。44都道府県の知事が集まり、第2期地方分権改革への提言をまとめた。「ふるさと納税」については、賛否両論あり、提言は見送られた。
また、会議の中では、2016年の夏季オリンピック開催を目指す、東京都の招致活動を応援していくことも決議された。
民生委員創設90周年記念「全国民生委員児童委員大会」開催
7月5日、日本武道館で、全国民生委員児童委員大会が開催された。本年は、大正6(1917)年に岡山県で民生委員制度のきっかけと言われる「済世顧問制度」が発足してから90周年にあたる。「広げよう 地域に根ざした 思いやり」をテーマにしたこの大会には、天皇皇后両陛下も御臨席され、長年に渡って社会福祉を支えてきた全国の委員6,000名にとっては記念の日となった。
写真・主催者の一人として挨拶する石原知事
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