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2021年9月30日更新
目次
新型コロナウイルス感染症の影響により、記事の内容等が変更になる場合があります。最新の内容等はホームページをご確認ください。 外出時は最新の情報を確認した上で、マスク着用等の基本的な感染予防策を徹底するなど、感染拡大防止に向けた行動にご協力をお願いします。 ※10月号は9月14日時点の情報に基づき作成しています。 |
「都民の日」のいわれは、明治時代にさかのぼります。市制特例下の東京市は、自治が大きく制限されていましたが、市民運動の結果、1898年(明治31年)に市制特例が廃止され、同年10月1日、一般の市と同じく市長を持つ東京市が誕生しました。その後、1952年(昭和27年)に自治意識を高めようという願いを込めて、10月1日を「都民の日」と定めました。
東京都は、この日、宇井理生さん、小田島雄志さん、室井摩耶子さんの功績をたたえ、東京都名誉都民の称号をお贈りします。また、都民の生活と文化の向上に貢献された298人(内団体18)の方々を東京都功労者として表彰します。
この3人の方々の功績は、広く都民が敬愛し、誇りとするところです。
宇井さんは、薬学・生化学分野の研究者として、ホルモンなどの刺激が細胞内部に情報として伝えられる仕組みを明らかにするなど、細胞内情報伝達研究の発展に尽力されました。
数多くの人材の育成、優秀な研究者の輩出など、学術の進展に寄与してきた功績は多大です。
小田島さんは、英文学者・翻訳家として、イギリス現代劇の紹介、劇評の執筆や演劇台本の翻訳などに取り組むとともに、シェイクスピアの全戯曲の翻訳を成し遂げました。
自ら「小田島雄志・翻訳戯曲賞」を設立し翻訳劇の振興、後進の育成にも貢献し、長年の活動を通じて多くの人に希望や活力を与えています。
室井さんは、ピアニストとして、1945年(昭和20年)にデビューし、ヨーロッパでの研鑽(けんさん)を経て、今もなお国内最高齢の現役ピアニストとして活躍しています。
作曲家の思いを大切にし、楽譜や一つ一つの音と真摯(しんし)に向き合い、物語を奏でるようなピアノの音色で多くの聴衆に感動を与え続けています。
「都民の日」に当たって、都民の皆さんに東京都歌を知っていただき、親しみを持っていただけるよう、歌詞の一部をご紹介します。
東京都歌は、1943年(昭和18年)に東京府と東京市の合併により「東京都」が誕生したことを受けて、終戦後の1947年(昭和22年)3月に決定しました。作詞と作曲は公募を行いました。
ホームページでは、全ての歌詞と楽譜、演奏データを掲載しています。
<1番>
あさみどり すみたるそらに
とぶはとの しろきつばさも
おのづから 平和のしるし
生産の ちからにみちて
大東京 きょうもあけゆく
お問い合わせ (名誉都民・東京都歌について) 生活文化局文化事業課 電話 03-5388-3141 (東京都功労者について) 政策企画局秘書課 電話 03-5388-2064 ホームページ https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/08/27/05.html |