_{歴史と文化が薫るまち}
旧国立駅舎周辺（国立市）

JR国立駅南口前に再築された旧国立駅舎
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国分寺駅と立川駅の間に作った駅だから、国立駅。今から100年ほど前、国立駅周辺は雑木林だった。箱根土地株式会社（現：株式会社プリンスホテル）と東京商科大学（現：一橋大学）は、この地に学園都市を作ることを計画。そのシンボルとして建てられたのが、「赤い三角屋根」の旧国立駅舎だ。
駅は1926年（大正15年）に開業後、80年にわたりまちの発展を見守り続け、平成18年、JR中央線の高架化工事により、その歴史に幕を下ろし解体された。しかし、再築を望む多くの市民の声に後押しされる形で、国立市は旧駅舎をほぼ同じ場所に、創業当時の姿で再築することを決めた。
2年4月、復原された旧国立駅舎は、「まちの魅力発信拠点」として生まれ変わった。施設は感染防止対策を徹底した上で運営され、待ち合わせやイベントスペースとして活用できる「広間」、セレクトショップと案内スタッフがまちの見所を紹介する「まち案内所」、「展示室」と訪れた人が自由に楽しめる空間となっている。大正・昭和期の雰囲気を残す木製の改札口、切符売り場だった窓口なども再現され、懐かしさを高めている。12月には、誰もが弾けるピアノが広間に設置され、新たな魅力が加わった。
駅前から南にまっすぐに延びる大学通りと、その先を東西に延びるさくら通りの緑地帯には、全国野外彫刻コンペティションで選ばれた作品16点が、国立の美しい自然と調和するように展示されている。思いがけない出会いに心が躍る、そんな楽しみがこのまちにはある。

街角に地球儀が出現。チーム美山作「風の球体」

［旧国立駅舎］電話　042-505-6691　広間／7時00分～22時00分（土曜日・日曜日・祝日は9時00分から）。まち案内所・展示室／10時00分～19時00分（土曜日・日曜日・祝日は9時00分から）。ピアノの演奏可能時間／12時00分～13時00分、17時30分～18時30分。旧国立駅舎（外部サイトへリンク）／ホームページ（外部サイトへリンク）

お問い合わせ 生活文化局広報課 電話　03-5388-3093