東京フォトニュース｜2024年10月

「令和6年度東京都名誉都民顕彰式及び東京都功労者表彰式」が都庁で開催されました。

名誉都民には、織布工（多摩織）・伝統工芸士の澤井伸氏、俳優・無名塾主宰の仲代達矢氏、（公財）江戸糸あやつり人形結城座理事長・人形遣い・江戸写し絵師の両川船遊氏が選ばれました。

小池知事は式辞で、「一人ひとりが輝き、知恵を出し合い、力を合わせることで、より良い未来が拓かれることを皆様は行動で示してくださった。東京を持続可能な都市として若い世代に引き継いでいくには、皆様の豊富な知識と経験が欠かせない。これからもお力をお貸しいただきたい。」と述べました。

eパラスポーツとは障害のある方がご自身で操作できるコントローラーで、簡単にプレーできるよう開発された「UDe-Sports」を福祉施設で体験してもらう東京都の事業です。その交流会イベントが西多摩郡日の出町の「イオンモール日の出」で行われました。各福祉施設の参加者やゲストがオンラインでゲーム対戦をしたり、実際に福祉器具に触れることができるコーナーが設けられました。

「たっちぴこ」というボタン型スイッチを押してみる交流会の参加者。

モニターを見ながらゲーム対戦を体験する交流会の参加者。

脱炭素化に向けた実効性ある行動を加速させる気候危機行動ムーブメント「TIME TO ACT フォーラム 2024～都市から世界へ呼びかける気候アクション～」（東京都主催）が開催されました。

小池知事は開会のあいさつで、「『地球沸騰化』の時代とまで言われる中、脱炭素化の推進は市民の命と生活を守る最前線に立つ都市の責務。まさに『TIME TO ACT』。議論が実り多いものとなることを期待します。」と挨拶しました。

またパネルディスカッションでは、「世界各国が目標と取組の両方を強化していくことが必要。今こそ行動を加速する時。皆で連携し、総力を挙げて、直面する危機に立ち向かっていきましょう。」と各都市から参加する登壇者に呼びかけました。

東京都では多くの都民に文化財を身近に感じていただく機会として「東京文化財ウィーク」を毎年秋に開催しています。そこで、今年公開された多くの貴重な文化財の中から、その一部を写真で紹介します。通年公開している事業もありますので、皆様もぜひ足を運んでみてください。
写真は11月3日に行われた里神楽（相模流萩原由郎社中）東京都無形民俗文化財指定記念公演の様子です。

公演後にお面について観客に説明する萩原由郎さん。

国の特別名勝及び特別史跡である浜離宮恩賜庭園。園内の潮入の池、燕の御茶屋、お伝い橋。（通年公開。最寄りは汐留駅など）。

国の特別名勝及び特別史跡である浜離宮恩賜庭園。園内にある三百年の松（通年公開。最寄りは汐留駅など）。

青梅のフセギのワラジ 岩蔵地区。東京都無形民俗文化財（風俗慣習）。

旧前田家本邸洋館 2階侯爵の書斎。国の重要文化財（建造物）。（ガイドボランティアによる旧前田家本邸洋館のガイドツアーも定期的に開催。最寄りは駒場東大前駅）

旧前田家本邸和館の外観。国の重要文化財（建造物）。

国史跡下野谷遺跡 復元された縄文時代の竪穴住居。（通年公開。最寄りは東伏見駅）

西東京市郷土資料室特別展 下野谷遺跡から出土した縄文時代中期の土器。（通年公開。5つの展示室で様々な郷土資料を公開。最寄りは田無駅）

国の重要文化財である旧醸造試験所第一工場（赤煉瓦酒造工場）にある白煉瓦の麹室。（通年公開。最寄りは王子駅）

都指定名勝の薬師池公園にある江戸時代の古民家、旧永井家住宅。国の重要文化財（建造物）。（通年公開。最寄りは町田駅からバスで「薬師池」下車など）

都指定名勝の薬師池公園にある野津田薬師堂。文化財ウィーク中に特別公開（10月26日から11月4日）。

東京都指定史跡の本町田遺跡にある復元された縄文・弥生時代の竪穴式住居内部。（通年公開。最寄りは町田駅からバスで「市立博物館」下車、など）

旧図書庫（国立天文台三鷹）。国登録有形文化財（建造物）。（通年公開。最寄りは武蔵境駅からバスで「天文台前」下車、など）

子午儀（13.5センチ）1880年ドイツ製（国立天文台三鷹）。国の重要文化財（歴史資料）。（通年公開。最寄りは武蔵境駅からバスで「天文台前」下車、など）