東京フォトニュース|2006年11月
平成25年度中(2013年)の開通を目指す、首都高速中央環状品川線(約9.4キロメートル)の起工式が11月1日、品川区八潮で行われた。出席した石原知事は「中央環状線の完成は2016年の五輪実現の必要条件の一つ。他国の首都圏に負けない形で整備をしていきたい」とあいさつした。品川線が完成し、中央環状線(全長約47キロメートル)がつながると、首都高都心環状線などの交通がスムーズになり、排出ガスの減少が期待できる。
写真・くわ入れを行う石原知事(中央)
都心での大規模な連続テロを想定した図上・実動同時訓練が11月10日、都庁と東京芸術劇場(豊島区)の2会場で行われた。この訓練は同時テロが起きたという想定で、今年3月に策定した国民保護計画等に基づいて初めて実施したもの。東京都のほか警視庁、消防庁、陸上自衛隊など27機関約480人が参加する大掛かりなものとなった。
写真・サリンで倒れたとの想定で負傷者を救助する東京消防庁の隊員
石原知事をはじめとする首都圏8都県市の首脳に経済界の代表者らを加えた、「首都圏連合フォーラム」の初会合が11月15日、横浜市内のホテルで開かれた。この会合は首都圏の自治体が共通に抱える都市問題解決に民間のノウハウを活用するのが目的。この日は社会資本整備、観光振興など5テーマについて、活発な意見交換が行われた。
11月22日、都民広場にキャベツ畑が出現した。貴重な都市農業の将来を担っている東京の若手農業者ら130人が、東京で多く栽培しているキャベツ2000個を6時間がかりで並べ、「都市農業の元気な姿」をアピール。展示されたキャベツは、24日、都内の小学校などに教材や給食の材料として配布された。
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