東京フォトニュース|2006年4月
4月19日、都庁大会議場で「花粉の少ない森づくり運動」の開始式が行われた。養老孟司氏、C.W.ニコル氏など22名が運動の発起人となり、花粉の少ないスギに植え替える募金運動や、多摩産材の積極的な活用、ボランティア活動の参加促進などを展開する。石原知事は、主催者として「何とかしないと国家的な損失になる。国民病の一種となったスギ花粉対策を多角的、重層的に推進したい」とあいさつで訴えた。
写真・運動開始宣言をする気象予報士の村山貢司代表発起人
恩賜上野動物園に新しいクマ舎「クマたちの丘」が完成し、4月28日から公開された。マレーグマ、ツキノワグマ、ヒグマなど熱帯から寒帯にかけて広く分布するクマたちのそれぞれの生息地を再現した屋外展示場。冬期に「冬眠」するクマの姿を観察できるブースも設けられた。また、クマだけではなくタヌキやキツネなどの動物と一緒に展示する「複合展示」も特徴で、オープン初日からたくさんの子どもたちが楽しんだ。
2016年のオリンピック競技大会招致を目指す東京都は、4月28日、日本オリンピック委員会(JOC)に立候補意思証明書を提出した。都はすでに交通網も充実しており、新たな施設も都有地を活用することにより整備する。「金のかからないコンパクトな大会が可能」などをアピールする都は、既に立候補している福岡市との間で8月に国内候補都市を決する。
写真・立候補意思表明書を林JOC副会長 (右)に提出する横山副知事
JR高円寺駅北側の住宅街、高さ23メートルの銭湯の煙突にかけられた大小28匹のこいのぼりと3本の吹流しが、青空に気持ちよさそうに泳いでいる。JR中央線の車窓や高円寺駅のホームからも見えるこいのぼりは、「銭湯を地域のコミュニケーションの拠点にしたい」との願いを込めて、「並乃湯」二代目の大小島博さんが、6年前から始めた。今年も4月から5月末まで元気に泳ぐ。
バックナンバーを見る