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2024年3月1日更新
目次
※3月号は、2月15日時点の情報に基づき作成しています。 |
変化する社会情勢の中、東京・日本の輝かしい未来を切り拓くため、産業や経済、社会の構造転換に挑み、一人一人が輝く明るい「未来の東京」を実現する予算
1,200日にわたるコロナとの闘いを経て、今、私たちは歴史的な転換点を迎えています。
経済・社会が本格的に動き出し、かつての日常を取り戻しつつある一方、想定を上回る速さで進展する少子化、変革の遅れ、低迷する国際競争力など、我が国が長年先送りしてきた課題が、日本の将来に大きな影を落としています。
また、元日に発生した能登半島地震は、天災は時を選ばないという現実と、災害に対する備えの重要性を改めて私たちに思い起こさせました。
そして、21世紀は「都市の時代」と言われます。課題が先鋭的に現れるのも、また、その解決を先導するのも都市であります。
東京、そして日本に立ちはだかるさまざまな困難に、不撓不屈(ふとうふくつ)の精神で挑み、その突破口を切り拓くことこそが、首都東京に課せられた使命です。
100年先を見据え、次代を担う子や孫の幸せを願い、今、東京が為すべきことを躊躇(ちゅうちょ)なく進める。
縮みゆく日本の未来を変えるために、今こそ、ゲームチェンジを起こすときです。
都民一人一人が将来に希望を持ち、誰もが輝ける真の成熟社会を実現する。東京が持つ唯一無二の個性を解き放ち、世界を惹きつけ、人や投資を呼び込む。「人」が活躍する基盤となる、強靱で持続可能な都市をつくりあげる。こうした決意を胸に、私は予算編成に臨みました。
予算案を梃子(てこ)として、都民の皆様の理解と共感を頂きながら、東京大改革の手を緩めることなく、
「未来の東京」への歩みを力強く進めていきたいと考えております。
東京都知事 小池百合子
区分 | 令和6年度 | 令和5年度 | 増減率 |
---|---|---|---|
一般会計 | 8兆4,530億円 | 8兆410億円 | 5.1% |
特別会計 | 6兆1,908億円 | 6兆2,782億円 | -1.4% |
公営企業会計 | 1兆9,146億円 | 1兆7,629億円 | 8.6% |
合計 | 16兆5,584億円 | 16兆821億円 | 3.0% |
(6年1月現在)
国家予算と同規模 16.6兆円
誰でも簡単に利活用できるよう、さまざまなデータを表やグラフでわかりやすく表示。
ユーザーの意見・要望を反映し、より使いやすく改良していきます。
詳細はホームページへ。
「メリハリをつけた予算」を目指し、無駄を徹底的になくして、必要な施策に重点的に予算を配分することを表したイメージキャラクター。ヒツジとハリネズミがモチーフ。
急速に少子高齢化が進む中、「人」を育み、誰もがいつまでも輝き続けられる成熟社会を実現
世界であらゆる変革が進み、国際競争が一層厳しさを増す中、東京の多彩な魅力を武器に、世界を牽引する都市を実現
いつ起きてもおかしくない大規模災害や気候危機などを見据え、100年先も安全・安心で、持続可能な都市を実現
こうした観点から、都市力を磨き抜く大胆な施策を積極的に展開
施策の実効性・効率性を一層向上
積極的に活用しつつ、一定の残高確保
計画的に発行しつつ、残高は着実に減少
強靱で持続可能な財政基盤を堅持
都民1人当たり:11.4万円
都民1人当たり:9.9万円
都民1人当たり:5.0万円
都民1人当たり:2.4万円
都民1人当たり:6.5万円
都民1人当たり:6.8万円
※図中の%は、各項目が一般歳出(公債費・区市町村への交付金などを除く6兆3,702億円)に占める割合です。
お問い合わせ 財務局財政課 電話 03-5388-2669 |