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平成31年(2019年)1月31日更新

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文学と梅の香りに誘われて
馬込文士村・池上梅園(大田区)

写真1
馬込文士村の住人たちのレリーフ群

JR大森駅の西側に広がる、山王・馬込の閑静な住宅地に、大正後期から昭和初期にかけて、多くの作家や芸術家が住んでいた。
尾崎士郎、宇野千代、川端康成、村岡花子、川端龍子など、時代を象徴する文士や芸術家が暮らし、交流を図ったこの地は、「馬込文士村」と呼ばれ、街のあちこちに現在も彼らの足跡が残っている。
大森駅西口正面から八景天祖神社に向かう石段脇に、ひときわ目を引くレリーフがある。名だたる文士らの顔が刻まれた群像レリーフだ。他にも、モダンガールの風潮を示すもの、ダンスパーティの様子など、設置されたレリーフの数々が、時代を先取りしていた彼らの暮らしぶりを伝えている。
地元の観光協会では、「尾崎士郎記念館」などを巡る北側のコースと日本画の巨匠・川端龍子の作品を展示している「龍子記念館」などを巡る南側のコース、2つの文学散歩コースを設けており、それぞれ2~3時間程度で回ることが可能。住居跡等には解説板が設置されてあり、個性的なエピソードなどが綴られている。
文学散歩を楽しんだ後は、池上梅園へ。丘の斜面を生かした庭園では、毎年1月上旬の蝋梅(ろうばい)から3月上旬の八重揚羽(あげは)まで、2カ月にわたり370本の梅の花と香りが楽しめる。
多くの文豪と芸術家たちが愛した街。春の訪れを感じながら、彼らの記憶をたどりませんか。

写真2
色とりどりの梅が咲き誇る池上梅園
写真提供 大田区

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[大田観光協会]電話03-3734-0202。土曜日・日曜日・祝日休。京急線「京急蒲田」駅下車、徒歩3分。
[池上梅園]電話03-3753-1658。9時00分~16時30分(入園は16時00分まで)。都営浅草線「西馬込」駅下車、徒歩10分。2月・3月は休園日なし(左記以外は月曜日(祝日・休日の場合は翌日)・年末年始休園)。大人100円、小人20円、65歳以上および6歳未満無料。

お問い合わせ
生活文化局広報課 電話03-5388-3093
馬込文士村(外部サイトへリンク)
大田の魅力再発見マップ 馬込ウォーク(大田観光協会)(外部サイトへリンク)
池上梅園(外部サイトへリンク)

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