東京フォトニュース|2011年3月
3月11日、午後2時46分頃、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生した。また、太平洋沿岸を中心に高い津波を観測した。これらによる甚大な被害のみならず、福島第一原子力発電所事故や大規模停電等も発生した。首都圏では交通機関の乱れにより、多くの帰宅困難者が出た。この地震及びこれに伴う災害は「東日本大震災」と呼称することとなった。
写真:地震直後、新宿中央公園に避難する人々。3月11日午後3時36分撮影
3月30日、天皇皇后両陛下が、足立区の東京武道館を訪問され、東日本大震災に伴う避難者を見舞われた。両陛下は約40分にわたり避難している方たちすべてのグループを回られ、一人ひとりに丁寧に声をかけられた。なお、東京都は味の素スタジアムや東京ビッグサイトでも避難者を受け入れている。
写真:避難している方々に声をかけられる両陛下、2011年3月30日撮影
東日本大震災で電力不足に見舞われた東京。3月16日、ここ銀座中央通りでも節電のため、ほとんどの店は午後6時を過ぎた頃にはシャッターを降ろし店じまい。かつての不夜城もネオンが消え、今は闇の中、4丁目の交差点では帰宅を急ぐ自転車と客が乗っていない空のタクシーばかりが目についた。
写真: 2011年3月16日撮影
3月22日、民間からの救援物資で都庁舎一階の床が埋め尽くされた。都は東日本大震災被災地に届ける救援物資の受付を始めたが、3月18日~23日に都庁に直接持ち込まれた物資はみかん箱大のダンボールで約1万5000箱分に上った。
写真:都職員と民間ボランティア数百人による仕分け箱詰作業 2011年3月22日撮影
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