ラストマイルの取り組みについて

「ラストマイル」とは、競技会場周辺の観客利用想定駅と競技会場出入り口とを結ぶ、観客が歩行するルートのことです。東京2020大会において、円滑な大会運営を支援するとともに都民生活への影響の軽減を図るため、都市オペレーションセンター^【注】を設置し、ラストマイルにおいてさまざまな取り組みを実施します。
【注】大会運営に係る総合的な連絡調整や、競技会場周辺等対応（観客の案内、事故防止等）の役割を担う組織

救護対応

傷病者が発生した際、迅速かつ適切に対応できる体制を構築

救護所のイメージ

• ラストマイルの距離や競技時間帯等に応じて、救護所を設置し、傷病者の応急処置を実施
• 救護所に車両を配備し、傷病者を迅速に医療機関等へ搬送
• 都市オペレーションセンターで各救護所間の情報共有を図り、現場の判断を支援

暑さ対策

ハード対策およびソフト対策の両面から暑さ対策を実施

休憩所のイメージ

• 路面温度の上昇を抑制する遮熱性舗装や保水性舗装を整備し、歩行時の暑さを緩和
• 街路樹の計画的なせん定により、木陰を確保
• 送風機やベンチ等を備えた休憩所を設置
• 休憩所では暑さ対策グッズ（うちわとして使用できるチラシ、ネッククーラー）等を配布
• 帽子の利用など観客自らができる熱中症予防策の発信や、シティキャスト等による水分補給の呼び掛けなど観客への注意喚起を実施

シティキャストによる案内

競技会場までの観客案内やサポートを実施

• 会場の場所や競技の進行状況など大会に関する観客からの質問に対応
• 障害者や高齢者などサポートが必要な方への声掛け、希望に応じた移動支援や筆談などを実施
• 感染症や暑さに関する注意喚起・呼び掛けを実施

案内サイン

読みやすさに配慮するとともに、ピクトグラム等を活用

• 駅や会場内のサインに合わせて、大会のサインと一目で認識できる統一的なデザインを使用
• 歩道の幅など設置場所の状況に応じ、歩道上に置くものや照明柱の上部に取り付けるものなど最適な形状を選択し、目に付きやすいように工夫

新型コロナウイルス感染症対策

ラストマイルにおいても新型コロナウイルス感染症防止のための環境整備を実施します。

• 観客のルール・マナー（飛沫（ひまつ）感染防止、ソーシャル・ディスタンスの確保、暑さ対策との両立、感染リスクの高い行為を控える）の周知および徹底
• 混雑箇所での注意喚起、不特定多数が利用する設備の消毒の徹底
• 体調不良者発生時の迅速かつ適切な対応

お問い合わせ オリンピック・パラリンピック準備局運営課 電話　03-5388-2870 ホームページ　https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/03/23/12.html

※「ホストシティTokyoプロジェクト」事業