定例監査結果についてお知らせします
監査委員は、都が27年度に実施した事務や事業を対象に定例監査を行い、116件について事務の改善を求めました。
主な指摘事例
- 契約締結に当たっては、予定価格が一定額以下の場合、入札によらず、随意契約によることが認められていますが、運用に当たっては、競争性の確保に努めることが求められます。
しかし、複数局の随意契約において、同時期に同種の契約を別々に締結している事例や、年間を通して定期的に行う業務の契約をその都度締結している事例がありました。
これらの契約は、集約することにより、入札となる案件、または、単数でなく複数の見積書を徴取する案件となるものであり、結果として競争性が十分に確保できていませんでした。
- 病院経営本部では、個人情報等を外部記録媒体に保存せずに、組織的に安全に保存できる環境整備を目的として、大容量のファイルサーバーを各病院に導入しました。
しかし、私物外部記録媒体の持ち込み禁止を周知していなかったため、ファイルサーバー導入後にもかかわらず、私物外部記録媒体の持ち込みが行われている事例がありました。