東京フォトニュース|2008年5月
晴天の5月1日、多摩動物公園で、常陸宮ご夫妻ら約200人が出席して開園50周年記念式典が開かれた。式典後、ご夫妻は菅原副知事の案内で、50周年に合わせてつくられた「アジアの沼地ゾーン」のインドサイ舎などを視察された。多摩動物公園は上野動物園の分園としてオープンし、「行動展示」「生態展示」の元祖といわれている。
写真:インドサイ舎を視察する常陸宮ご夫妻
5月15日、皇太子殿下は水道局の研修・開発センター(世田谷区玉川)と砧浄水場(世田谷喜多見)を視察された。殿下は昨年11月に国連「水と衛生に関する諮問委員会」名誉総裁に就任され、世界の水道事業に深い関心を寄せられている。研修・開発センターでは水道管の配管実習などを見学し、地中の水漏れを探す訓練も体験された。
写真:東岡水道局長から水道管の配管実習の説明を聞く皇太子殿下
5月27日、海の森公園予定地(江東区青海)で植樹イベントが開催された。「海の森」は東京港・中央防波堤のごみ埋め立て地88ヘクタールに48万本を植樹し、30年後までに緑に変える造成計画。アイルランドの世界的ロックバンド「U2」のリードボーカルであるボノさんが、建築家の安藤忠雄さんの呼びかけに応じて参加。都内の小学生133人と一緒に11種270本の苗木を植えた。
写真:安藤忠雄さんと並んで植樹をするボノさん
都は、環状七号線の地下50メートルに、溢れた水を溜める神田川・環状七号線地下調節池の工事を進めていたが、その第二期工事が完成し、5月14日、報道陣に公開された。第一期工事とあわせ内径12.5メートル総延長4.5キロメートルのトンネルが完成し、54万立方メートルの洪水を貯水が出来るようになり、神田川中流域の水害防止に大きな威力を発揮することになった。
写真:溢れた水を一時的に溜める内径12.5メートルの貯水用トンネル
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