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2026年2月4日
建設局
集中豪雨や台風などによる水害対策として、都ではさまざまな河川施設の整備を進めています。そのひとつが、環状七号線(環七)の下に造られた巨大なトンネルです。その施設の役割や仕組みを知ってもらうため、「神田川・環状七号線地下調節池インフラツアー」を、杉並区の善福寺川取水施設で開催しました。

このトンネル「神田川・環状七号線地下調節池」は、大雨が降った時に川の水を一時的に貯める施設です。水害が多発した神田川の水害対策として整備されました。まずはガイダンスとして説明動画を視聴し、操作室や模型での解説を通じて、調節池の役割や仕組みを学びます。

普段の善福寺川はおだやかな流れですが、大量に雨が降るとたちまち水位が上がり、善福寺川やその合流先である神田川では、たびたび水害が発生していました。そこで、河川が増水した際に水を取り入れて一時的に貯めておく、トンネル型の地下調節池が造られました。

環七の真下を通るトンネルは、善福寺川だけでなく、妙正寺川、神田川の取水施設ともつながっています。この善福寺川取水施設では3つの取水施設における取水・排水等の操作を一元的に管理しています。

取水すると、上部の穴から水が落ちてくる仕組み
施設の役割や仕組みを理解したら、いよいよ調節池の中へ。200段以上ある階段を下り、地下約40メートルの空間へと向かいます。
重厚な扉を通ると、巨大な穴が垂直に貫いていて、下には水が溜まっているのが見えます。これは水の落下の衝撃を受け止める減勢池です。施設が住宅地にあるため、川から取り込んだ水をトルネード状に落とすことで、大量の水が落ちる際の振動や音を軽減する仕組みになっています。

地元の小学生が地上で描いた絵をトンネル建設時に貼り付けたそうです
反対側に目を向けると、直径6.4メートルのトンネルが続いています。これが環七の下に設けられた調節池につながる導水連絡管で、この中を約150メートル歩いていきます。

突き当りまで進むと、さらに巨大なトンネルが左右に広がります。ここが直径12.5メートル、長さ約4.5キロメートルの神田川・環状七号線地下調節池。容量は54万立方メートルあり、25メートルプール約1800杯分の水を貯めることができます。

この場所では、ツアーの特別プログラムとして、プラネタリウム体験が行われました。仰向けに寝転がって天井を眺めると、ちょうどトンネルのカーブがドームのようになっていて、星空の映像が立体的に映し出されます。
東京からはなかなか見られない満天の星空が、地下43メートルの空間に広がります。冬の大三角形から星座を見つけたり、宇宙旅行をするように惑星を探検したりと、素晴らしい映像とナレーションにより、会場は感動に包まれました。

虹色に輝くトンネルをくぐって帰ります
この調節池に水が入ったのは約30年間で47回。下流域の浸水被害は大幅に減少しましたが、この巨大な空間が水で満たされることを想像すると、それだけ豪雨が東京を襲っているのだということも実感しました。
「神田川・環状七号線地下調節池インフラツアー」は3月1日(日曜日)まで、さまざまな内容で展開しています。すでに満員の回もありますので、詳細はウェブサイトをご確認ください。
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