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2025年10月10日
生活文化局
10月1日は都民の日。この日は都の施設が無料公開されたり記念行事が行われたりしたなか、都庁では「名誉都民顕彰式及び東京都功労者表彰式」の式典が開催されました。
今年度名誉都民の称号を贈呈したのは、俳優の草笛光子さん、字幕翻訳家・通訳者の戸田奈津子さん、日本製鉄名誉会長・東京商工会議所名誉会頭の三村明夫さんの3名。
また、地域活動や教育など13の分野で、都民の生活と文化の向上に貢献された273人(内団体19)を、東京都功労者として表彰しました。
小池知事は、
「名誉都民のお三方は、都民が敬愛し誇りとするにふさわしい、これからの世代にとっても大きな道しるべになることでしょう。東京都功労者のみなさまは、さまざまな分野の発展に情熱を注ぎ、東京が誇る顕著な功績を上げていらっしゃいます。
極めて速い時代の流れの中、幸せを実感できる世界で一番の都市・東京を次の世代に引き継いでいくには、みなさまの豊富な知識と経験が欠かせません」と、式辞を述べました。
式典に出席した戸田さんは、字幕翻訳家として長年海外映画の魅力を伝え、またハリウッドスターなどの通訳を務めるなど、精力的に活動を続けています。
「映画が好きで、ひたすら好きなことを続けてきた数十年。東京のためになにかしたかといわれると恐縮なのですが、戦争中の東京を体験している数少ない世代として、語り継がなければと思います。
東京にずっと住んでいて、もう肌の一部になっているので東京を意識したことはありません。でも、外国から帰ってくると感じる、安全で清潔、人のやさしさは、わが東京。唯一無二の街です」
と、東京への思いを語りました。
同じく式典に出席した三村さんは、経営者として鉄鋼業界の発展に長年寄与するほか、幅広い分野で政策提言・推進を行い、現在は人口減少問題に取り組んでいます。
「名誉都民に選ばれることは、ビジネスマンとしては珍しいですが、人生を振り返る喜びを与えてくれました。賞をひとつのバネとして、社会問題の解決に貢献していきたいと思います。
今、日本の最も重要な課題のひとつが人口減少です。東京は今、人口は増えているけれど出生率は減少、やがて高齢化の波が押し寄せてきます。自分事としてとらえつつ、具体的な対策に力を入れていきます」
と、意欲的に今後の活動を語りました。
式典の様子は東京動画でも紹介しています。
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