中高生 政策決定参画プロジェクト
中高生 政策決定参画プロジェクトとは
東京都では、未来を担う子供たちから意見を聞き、子供目線で政策をバージョンアップする取組を進めています。この一環として、子供が対象となる都の施策をテーマとして、当事者である子供自らが議論し、知事へ政策提案する「中高生 政策決定参画プロジェクト」を令和6年度から実施しています。
参加メンバー募集チラシ
※今年度の募集は締め切りました。
令和6年度の取組
活動の様子
令和6年度は、「将来のためになるリアルな体験活動の充実」をテーマに、参加メンバーの中高生12名が政策案を検討しました。
オリエンテーション(6月9日)
参加メンバー12名が都庁に集まり、オリエンテーションを実施しました。最初は緊張している様子でしたが、自己紹介やアイスブレイクのゲームを通して徐々に打ち解けていきました。後半のグループワークでは、テーマである「将来のためになるリアルな体験活動の充実」について意見を出し合い、活発な議論が行われました。
オリエンテーションの様子①
オリエンテーションの様子②
集合写真
グループワーク(6月~8月)
体験活動の中でも、多くの中高生の将来に関わる「職業体験」について、議論を進めました。「中高生向けが少ない」、「情報が散乱している」、「リアルさがない」といった問題点が挙げられ、「中高生の声を企業に届ける」、「情報を集約する」といった政策案の方向性を打ち出しました。
グループワークの様子①
グループワークの様子②
企業訪問・中間報告会(7月・8月)
夏休み期間には、職業体験を行っている企業2社を訪問し、経営層の方と意見交換を行いました。また、中間報告会では、検討中の政策案について発表し、都の職員からアドバイスをもらいました。
企業訪問の様子
中間報告会の様子
グループワーク(9月・10月)
企業訪問や中間報告会、同世代を対象にしたアンケート調査の結果などを踏まえ、政策案のブラッシュアップや政策提案に向けた準備を行いました。
政策提案(10月29日)
これまでの約半年間にわたる議論の集大成として、小池知事へ政策提案を行いました。知事を前にして、皆少し緊張している様子でしたが、これまでの成果を余すところなく伝えることができました。
政策提案の様子①
政策提案の様子②
小池知事との集合写真
参加者の声
奥村 心結さん(中学3年)
本プロジェクトは、たくさんの出会いと学びの場となりました。集まったメンバーは、誰もが高い意欲を持っていて、毎回の議論がとても楽しみでした。 そして、職員の方々が、私たち中高生の意見を必要とし、大切に扱ってくださったので、活発に活動することができました。 さらに、たくさんの人の意見を聞いて、自分の意見を主張し、また意見を聞いたり、というプロセスを体験できたことは、今後の大きな糧となりました。思い切って応募したプロジェクトでしたが、参加を決断してよかったと心から思います! |
小野田 諒太さん(高校3年)
他の学校、年齢の人たちと政策について議論をしたことで様々な考えと挑戦する意識が芽生えました。 政策を考えるプロセスを学べたことも自分自身の成長につながったと思っています。政策は私たちの生活をよくすることに貢献しているもののそれが作られる過程についてはわからない部分が多いです。しかし今回のプロジェクトを通してそれについて深く知ることができました。 何かに挑戦することで新たな学びを得られることを強く実感することができました。 |
その他の参加者の声は、以下のリンクをご覧ください。
政策への反映状況
今回の提案は、「職業体験プラットフォーム(仮称)の構築」として、子供政策連携室の令和7年度予算に反映されています。
記事ID:111-001-20240507-011318 中高生 政策決定参画プロジェクト|子供の意見やエビデンスに基づく子供政策の推進|子供政策連携室