トップページ > 都政情報 >とちょうダイアリー > これまでの都政レポート > 都政レポート/2025年 > 12月 > 「デフリンピックの大成功に感謝」コーサ会長が知事と面会
ここから本文です。
2025年12月4日
スポーツ推進本部
日本で初開催となった「東京2025デフリンピック(きこえない・きこえにくい人の国際スポーツ大会)」が11月26日(水曜日)に閉幕し、国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)のアダム・コーサ会長が11月28日(金曜日)に都庁を訪れ、小池知事と面会しました。全日本ろうあ連盟の石橋大吾理事長、山田真樹選手、湯澤葵選手、矢ケ部紋可選手も同席し、大会の報告をしました。

コーサ会長は、
「大会が大成功に終わることができ感謝しています。各国の競技の質があがり、39のデフ新記録と62のデフリンピック大会記録が出ました。ICSDとして非常に誇れるものです。100周年の記念すべき大会が非常に良い大会となったと思っております」
と、国際手話で感謝を述べました。

石橋理事長は、
「日本は史上最高の51個のメダルを獲得できました。日本中のみなさんのエールがメダルにつながったことと思います。100周年のデフリンピックが東京で開催できたというレガシーは、今後スポーツ・教育・文化・福祉などさまざまな分野で活かされていくことと思います」
と、大会を振り返りつつ未来に目を向けました。
陸上男子400メートル金メダルをはじめ、計3つのメダルを獲得した山田真樹選手は、
「初めてデフリンピック(2017年トルコ大会)に参加した時は、大会の知名度が低く不安に思っていましたが、今回は約33万人の来場者と伺いました。皆さんに力をいただいて3つのメダルを獲得することができました。観客と選手が一緒に盛り上がれたことをうれしく思っています」
空手女子団体 形で金メダルを獲得した湯沢選手は、
「会場でたくさんの方が応援してくれて、今までで最高の演武ができました。この大会をきっかけに社会が変わっていくこと、次の世代のこどもたちがデフリンピックを目指す環境を整えていくために活動をしていきたいと思います」
バドミントン女子に姉妹で出場し、ダブルスと混合団体で2つの金メダルを獲得した矢ケ部紋可選手は、
「東京開催で、普段お世話になっている方たちに直接プレーを見せることで恩返しができたと思います。最後まで自分を信じ、ペアを組んだ妹とお互いを信じて戦うことができました」
と、それぞれ報告をしました。

小池知事は、
「今回の大会では33万人の方々が大きなエールを送ってくださいました。そしてアスリートのみなさまは素晴らしいパフォーマンスをしてくれました。素晴らしいシーンをひとつひとつ残すことができたと思います。デフリンピックにかかわるすべての方に感謝申し上げます。これからもいい歴史を刻んでいきましょう」
と語り、記念品として、小池知事からコーサ会長に公式マスコットゆりーとのピンバッジを贈呈しました。
Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.