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2025年11月21日
教育庁
観光客でにぎわう築地の街なかに、不意に現れる広大な敷地と巨大な建物。異彩を放つ外観が特徴的な築地本願寺です。こちらの本堂、石塀、門柱(正門・北門・南門)は2014年に国の重要文化財に指定されました。今回東京文化財ウィークに初参加の築地本願寺では、議場(現講堂)と講堂裏控室が期間限定で特別公開されました。

築90年を超えた建物は、現在修理工事中
日本ではなかなかお目にかかれない古代インド仏教建築の要素を参考にされた建物は、外観もさることながら、内部にもさまざまな建築要素が取り入られていて見どころがたくさん。建築史家の伊東忠太が設計を手掛け、1934(昭和9)年に建てられました。

正面の階段を上ると、多くの人が訪れる本堂があります。正面にはご本尊の阿弥陀如来が安置されていて、一見伝統的な浄土真宗のお寺の造りですが、高い天井にはシャンデリア風の照明が下がっています。また、お寺というと履物を脱いで畳の上で正座をするイメージですが、こちらは建築当初から、履物を履いたまま椅子に座って参拝できるという画期的な造りになっています。

そして後ろを振り返ると、上部に見えるのはパイプオルガン。お寺にパイプオルガン?と驚く人もいますが、この高い天井と相まって、厳かで豊かな響きを聴くことができます。
50年以上活躍したドイツ製のパイプオルガンに代わり、今年11月5日には新しいイタリア製のパイプオルガンが設置されて、今までとはまた違った音色を聞かせてくれます。毎月最終金曜日にはランチタイムコンサートを開催していて、無料で楽しむことができます。

特別公開の議場(現講堂)は、漆喰の白い天井と柱頭飾りのついた柱が特徴的な部屋。もともと議場として作られていて、正面に向かって半円状にテーブルと椅子が並び、すり鉢状になっていたそうです。現在は法事やイベントなど、特別な時にだけ使用されるそうです。


また、第一控室・第二控室・第二貴賓室からなる講堂控室も特別公開されました。映画やドラマのワンシーンのような部屋は、まるで洋館の居室のようで、実際に撮影などに使われることもあるそうです。
議場(現講堂)と講堂控室の特別公開は終了しましたが、本堂へは参拝時間(6時から16時)であれば、どなたでも自由に入ることができます。築地本願寺は、ほかにも動物の彫刻やレリーフ、ステンドグラスなどデザイン的なこだわりが随所にあり、さまざまな発見があるので、訪れてみてはいかがでしょうか。
東京文化財ウィークでは、都内各地の文化財を身近に感じていただくため、文化財の一斉公開や企画イベントを11月30日(日曜日)まで開催しています。
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