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2025年9月8日
教育庁
将来は英語を使ってグローバルな仕事がしたい、と考えている都立高校生のアイデアで始まった仕事体験「英語でジョブチャレンジ」。この夏2年目を迎え、高校生たちが実際に英語を使って仕事をしている企業や団体のオフィスを訪れました。今回はその一つ、天王洲アイルにある日本航空(JAL)の本社で行われた「英語でジョブチャレンジ」の様子を紹介します。
この日は、英語を授業以外にも独学で勉強していたり、バイリンガルだったりと、英語が得意な生徒たちが集まりました。最初は日本語で会社紹介があり、次に生徒それぞれが、名前や部活・好きなこと、行ってみたい国などを緊張しながらも英語で自己紹介しました。
続いて、IOC(Integrated Operations Control)の見学へ。ここはグループ会社を含むJALの航空機を地上から集中管理して、24時間体制でサポートしているフロア。1日に運航する国内線約650便、国際線約150便の安全を守るため、各分野のプロフェッショナルが勤務しています。普段は見ることができない仕事の内容に、生徒たちも関心が深まったようです。
そしてここからは、すべてin Englishの時間がスタート。
実際に働いている社員の方から、グローバル販売部の仕事内容を英語で紹介してもらいます。こちらの部署は、主に海外での販促、国際線の需給管理などを行っていて、海外のJALオフィスや現地の旅行代理店、海外のエアラインなどと協力して仕事をしています。打ち合わせやプロジェクトの共通言語は、基本的にすべて英語。
これまでの進行はゆっくりやさしい英語だったのが、話すスピードも速く、航空業界や旅行の専門用語も混ざってきます。英語を日常的に使って仕事をするというのはこういうことなのか、という実感がわいてきたようです。
話を踏まえて、生徒たちがJALの社員になったつもりで、インバウンド向けの日本ツアーを作るという課題にチャレンジしました。日本への興味のポイントを押さえ、日程や国内での移動手段、滞在地のセレクト、そしてJALの魅力をPRするという難しいお題に取り組みます。
社員メンバーのサポートをもらいながら、グループでディスカッションする際も英語、最後にはそれぞれツアー内容を英語で見事にプレゼンテーションしました。
現役の社員からは「高校生とは思えない、素晴らしいアイデアで驚きました。あなたたちはgood staffです!」と絶賛のコメント。
生徒たちは体験を終えて、
「航空会社のお仕事は、CAやパイロットを思い浮かべるけれど、IOCやグローバル販売部などがあることを知って、視野が広がりました」
「難しくて聞き取れなかったり、言いたいことがうまく言えなかったりしたので、もっと英語を勉強しなくてはと思いました。今日経験したことを将来に活かしたいです」
など、仕事内容そのものと英語を使うこと、この2つを実感することができたようです。
2025年は、23の企業・団体で約170名の生徒が「英語でジョブチャレンジ」を体験しました。夏休みの貴重な体験が、将来の選択肢をグローバルに広げるきっかけになったことと思います。
英語でジョブチャレンジの様子は東京動画でも紹介しています。
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