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2025年1月9日
生活文化スポーツ局
12月25日、都立総合芸術高校(新宿区)で「そのバイト大丈夫?闇バイトにまきこまれないために」と題し、プロの俳優による劇が上演されました。近年、SNSや求人サイトなどを利用して犯罪の実行犯を募集し、高額報酬のアルバイトとうたって未成年者が特殊詐欺や強盗などの犯罪に巻き込まれるケースが増えています。このような犯罪集団を通称で「トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)」と呼びます。一度だけなら大丈夫、と軽い気持ちで手を出してしまうとやめようとしても脅され、逮捕されるまで何度も犯罪行為をすることに。
今回の劇では、普通の大学生が気軽に始めたバイトが実は闇バイトであり、犯罪の実行犯となっていく経緯などがわかりやすく描かれていました。投資に疎い大学生がグループチャットのコメントやインフルエンサーなどに惑わされ、詐欺に遭います。お金を失った大学生は知人から高額な報酬が払われるというバイトを紹介されますが、実はそのバイトは闇バイト。簡単にお金を稼ぎたい、と思う心理を巧妙に利用した犯罪集団の手口や悪質さが伝えられました。
観劇後、都の担当者から「楽して稼げる仕事などこの世にはない。短期間で高収入は犯罪、と疑ってほしい。また高額バイトなどの募集を見てもすぐに応募せず、よく調べること。うまい話には必ず裏がある。もし身分証などを送ったり、応募してしまったら、一人で悩まずに信頼できる友達、先生、警察等に相談したり、各種相談窓口を活用してほしい」との話があり、高校生たちは熱心に耳を傾けていました。
上演の様子
演劇を見る高校生たち
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