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都政レポート  2024年12月16日  教育庁

芸術の才能を伸ばし将来に生かす

「得意な才能を伸ばす教育」事業の、芸術分野の指導プログラムが11月から始まりました。この事業は夏休みに理数分野プログラムも実施されました。
今回は芸術分野に秀でた生徒がその才能を伸ばし、また国内外で活躍する芸術家などに育てることを目的としています。東京芸術大学(台東区)では美術コース、東京音楽大学(目黒区)では音楽コースが開かれ、教授陣による講義や課題研究、実際の制作活動などを行います。
東京芸術大学での鋳金(ちゅうきん)コースは、11月17日から全3回で実施しました。鋳金とは金属工芸のひとつで、加熱して溶かした金属を型に流し込み、器や美術品を造る技術です。
今回は都内の高校に通う1、2年生9名が参加し、独創性にあふれた作品を造りました。指導にあたった美術学部工芸科鋳金研究室の谷岡靖則教授は「最近は高校での工芸の授業が少なくなっているが、感性の鋭い若いうちにこういったことを経験し、美大で成長してくれると嬉しい」と話していました。参加した高校2年生の生徒は「学校では経験できないことを体験したいと思い、鋳金に参加した。何かを造ることが好きなので、とても楽しい。高校卒業後は、美大に進みたい」と話してくれました。

 

制作の様子2

体温で柔らかくなるミツロウを使い、型を造っているところ。大学の構内で見つけたサルノコシカケをモチーフに

 

制作の様子3

心臓を制作中。「金属の心臓が見てみたいから」とのこと。はんだごてで熱を加え、細かい箇所も念入りに

 

制作の様子

谷岡教授(右)から熱心に指導を受ける生徒

 

制作の様子4

型を入れた筒に金属を流し込むところ

 

作品の画像1

本物みたい!じょうずに出来上がったサルノコシカケ(右端)

 

作品の画像2

かわいいネコちゃんたちが完成

 

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